韓国コンテンツ振興院(KOCCA)とコンテンツメディアフォーラム(CMF)が主催する日韓コンテンツビジネスフォーラムが韓国文化院の韓流エンタメショールームで9日、行われた。

韓国コンテンツ振興院(KOCCA)とコンテンツメディアフォーラム(CMF)が主催する日韓コンテンツビジネスフォーラムが韓国文化院の韓流エンタメショールームで9日、行われた。同フォーラムでは韓流イベントに参加した韓流ファンを対象に実施したアンケート「2016 日本国内の韓流ファンに対する消費者調査」の内容や分析などが発表された。

発表は「韓国ドラマOSTコンサート参加者対象調査結果」(発表者:上智大学グルーバル教育センター特別研究員 李・ウォンギョン氏、一橋大学大学経済研究所研究員 金承美氏)、「K-POPコンテスト参加者対象調査結果」(東京大学情報学環 特任助教・ITジャーナリスト 趙草恩氏)、「K-POPカバーダンスフェスティバル参加者対象調査結果」(早稲田大学基幹理工学部助手 金相賢氏、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究所研究員 黄仙恵氏)の3分野に分かれて行われた。

発表結果をまとめてみると、韓流コンテンツを利用する日本消費者は10代から50代までの女性が中心になっていることがわかった。また、年齢が若い20~30代はK-POPコンテンツを中心に、第1韓流ブームから韓流コンテンツに接した40~50代はドラマ・コンテンツを中心に楽しんでいるという結果が出た。
“韓流コンテンツを接するメディア”の調査結果からは、韓流ジャンルによって異なるが、無料動画共有サイトやSNSなどネット経由のケースが全分野で大きな割合を占めていることがわかった。特にK-POPのファンの場合は、2006年から2010年までの第2韓流ブームの際、今も日本で絶対的な人気を誇る東方神起をはじめ、少女時代、KARA、BIGBANGなどのアイドルグループの優れた音楽実力とパフォーマンスに魅了し、韓流ファンになったという答えが多く見られ、関係者の注目を集めた。

コンテンツメディアフォーラム(CMF)の李洪千(リ・ホンチョン)会長

コンテンツメディアフォーラム(CMF)の李洪千(リ・ホンチョン)会長は、「40・50代のお母さんと10・20代の娘が一緒に韓流を楽しむ“韓流コミュニティ”が家族内であることが今回の調査で確認できた。また、男性はこの“韓流コミュニティ”にまだ入っていないことも同時にわかるようになり、日本の男性をターゲットにした新ビジネスモデルの開発など、韓流の持続的な発展のために何が必要なのかをもう一度考える機会になった」と分析しつつ、「第3韓流のきっかけ作りのため、今回のような重要データの蓄積が重要。韓流の発展に貢献できるよう、これからもデータの蓄積に努力する」と今回の調査を意義を語った。

韓国コンテンツ振興院 日本ビジネスセンター センター長 李 京垠(イ・キョンウン)

一橋大学大学経済研究所研究員 金承美氏

慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究所研究員 黄仙恵氏

THE FACT JAPAN

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