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[スポーツソウルジャパン|編集局] 『殺人の追憶』(03)『グエムル-漢江の怪物-』(06)『母なる証明』(09)と作品を発表するごとに、斬新な映像、緻密な構成、完璧なストーリーテリング力で観る者を圧倒し、世界がその才能に注目する監督ポン・ジュノ。若き鬼才が初めてインターナショナル・キャストを迎え、英語作品として世界に発信する『スノーピアサー』が2月7日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズ他全国ロードショーとなる。
フランスのコミック「LE TRANSPERCENEIGE」を原作に、アクション、ドラマ、サスペンス、哲学などあらゆる要素が絶妙なバランスで盛り込まれた近未来SFエンターテインメント映画 『スノーピアサー』が、来月6日に開幕する第64回ベルリン国際映画祭への出品が正式決定、「フォーラム部門」として上映されることが映画祭事務局より発表された。
通常、世界三大映画祭のひとつである同映画祭で、製作国以外で既に劇場公開された作品の上映は極めてまれ。フランスで既に劇場公開され、大ヒットを飛ばした本作が選ばれるのは異例中の異例。昨年、カンヌ国際映画祭での上映が予定されながら、本編完成が間に合わなかったため出品が見送られた。だが、今回ベルリン国際映画祭が異例の対応を表明、ポン・ジュノ監督への並々ならぬ期待と揺るぎない評価が証明されたといえるだろう。
また、本作をいち早く鑑賞した各界のトップランナーから続々絶賛コメントが到着!
「斬新な映像、凍りつくサスペンス。何から何まで初めて体験するのに、カーティスの怒りと悲しみを、私は知ってるような気がする。それはたぶん、この映画が描いている大きな絶望と小さすぎる希望が、全ての現代人の心のなかにあるから」
――宮部みゆき(作家)
「単純明快な話だ。しかしさすがポンジュノ、複雑に入り組んだカットをフルボディで重ねてくる。ストーリーの暗示も重厚だ。その仕組みに気付いた我々はあっという間に展開に引き込まれていく。傑作である。拍手喝采したい」
――香川照之(俳優)
「ポン・ジュノが、またヘンな映画を作ったよ!(褒めてます) 筒井康隆『家』やテッド・チャン『バビロンの塔』あたりを彷彿とさせる寓話的奇想を、堂々と長編実写映画にしてしまう作家としての胆力に脱帽!」
――ライムスター宇多丸(ラッパー/ラジオパーソナリティ)
「鉄道ファンならびに気象予報士は必見。凍えた地球を疾走する列車に、はたして神は存在するのか」
――石原良純(俳優・気象予報士)
「ポン・ジュノは、70年代最高にクールだった頃のスピルバーグのようだ!!」
――クエンティン・タランティーノ(映画監督)
● 『スノーピアサー』のSTORY
2014年、地球温暖化を食い止めるために散布された人工冷却物質は、地球を雪と氷で閉ざしてしまった。17年後の2031年。最後の人類を乗せて、一年間で世界を一周する走る箱舟列車「スノーピアサー」は、前方に乗る富裕層と後方車両の貧困層に区分けされ、過酷な階級社会を生み出していた。
しかし、最後尾の車両に乗り込むカーティスは、平等な社会を取り戻すために、虎視眈々と革命の日を狙っていた。前方車両への扉が開かれた瞬間、カーティス率いる集団は前方車両へと突き進んでいく・・・。
●監督
ポン・ジュノ (『殺人の追憶』、『グエムル-漢江の怪物-』、『母なる証明』)
●出演
クリス・エヴァンス(『キャプテン・アメリカ』シリーズ、『アベンジャーズ』)、ソン・ガンホ(『殺人の追憶』、『グエムル-漢江の怪物-』)
ティルダ・スウィントン(『ナルニア国物語』シリーズ、『フィクサー』)
オクタヴィア・スペンサー(『ヘルプ~心がつなぐストーリー』)
ジェイミー・ベル(『ジェーン・エア』、『リトル・ダンサー』)
ユエン・ブレムナー(『トレインスポッティング』)
ジョン・ハート(『裏切りのサーカス』、『ハリー・ポッター』シリーズ)
エド・ハリス(『ヒストリー・オブ・バイオレンス』、『トゥルーマン・ショー』)
●原作
「LE TRANSPERCENEIGE」 ジャン=マルク・ロシェット、ベンジャミン・ルグランド、ジャック・ロブ
●脚本
ポン・ジュノ、ケリー・マスターソン(『その土曜日、7時58分』) 撮影:ホン・ギョンピョ(『ブラザーフッド』)
●音楽
マルコ・ベルトラミ(『ワールド・ウォーZ』、『ターミネーター3』) VFX:エリック・ダースト(『スパイダーマン2』)2013年/韓国、アメリカ、フランス/125分 配給:ビターズ・エンド、KADOKAWA
●公式サイト
http://www.snowpiercer.jp
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