ジェジュン。|© C-JeS Entertainment |
[スポーツソウルジャパン|編集局] JYJ ジェジュン(27)は、ビジュアルと音楽性全てを備えたミュージシャンに生まれ変わった。
ジェジュンの1stフルアルバムによるアジアツアーコンサート「2013 KIM JAE JOONG 1ST ALBUM ASIA TOURCONCERT IN OSAKA」の記者会見が先日17日、大阪城ホールで開かれた。
10月29日、ソロとして初の1stアルバム「WWW:Who, When, Why」を発表したジェジュンは、11月2〜3日のソウル・COEX公演をはじめ、15〜16日の横浜、23日の台湾、12月7日の中国・南京でアジアツアー開催。17〜18日には、大阪でそのフィナーレを迎えることになった。
アジアツアー最終段階に至ったジェジュンは、大阪コンサートを控えながら、「日本で2回目の公演を開催することになって、とっても嬉しいです。また、多くの方々がここまで来てくれて、本当に感謝します」としながら「少し前までは体調を崩してしまって苦労もしましたけど、今日ファンの皆さんに会うことを考えたら、すっかりと治りました。この日のためにためておいた力を、今日は全部使いきるつもりです」と、公演に対する強い抱負を語った。
今回大阪公演に先立って、ソウル公演では1万4千席のチケットが完売。 3万人規模の日本横浜公演の2日間のチケット(合わせて6万)も完売させるほど、まさに大記録を立てたジェジュンは、大阪でも客席を追加するくらい、高い人気を証明した。
これに対してジェジュンは、「列車でもないのに、立ち席で公演が観られるなんて、不思議でした」と冗談口をたたく彼は、「横浜ですごく多くの方々が応援してくださったおかげで、いい公演になったと思っています。今回の公演は、あの時に比べてステージのセッティングが少し変わっています。また衣装も途中で少しずつ変化があって、もし横浜公演をご覧になった方々には、また新しい公演を観るような感じになるかと思います」と期待を寄せた。
ジェジュンは、作詞などアルバムの制作過程に参加することはもちろん、公演の際に衣装やタトゥーなどのビジュアル的な部分にも、自らアイデアを出している。彼は「音楽について力を入れたことは事実ですが、僕にとって初のソロアルバムですので、音楽だけでなく、頭の中で考えているメッセージにも心がけました」と言いつつ「聴覚、視覚など、さまざまな部分でも、皆さんの満足度をあげたいという気持ちで、ファッションや映像にも多く参加しました」と説明した。
ジェジュンは、今回のソロアルバムを通じて“ロッカー”に変身した。「ロックは続けたいです。最終的に一番やりたかったのも、実はロックなんです」という彼は、「しかし、今まで他の方々がロックというジャンルで、ソロでカムバックをした時は、あまりいい反応ではなかったので、気をつけるべき部分もありました。本格的なロックをするか、もう少し大衆化されたロックに近づいて行くべきか。そして僕は、どのようなアーティストとして皆さんと接して行くべきだろうかと、たくさん悩みました」と打ち明けた。
彼は「今回のアルバムでは、そのようなバランスの取り方が個人的には良かったと思います。ロックマニアたちのための音楽だけが含まれているわけでもなく、かといってロックではあるけど、まったく慣れないサウンドで作ったアルバムではないですので、満足しています」と説明、「このアルバムのおかげで、男性ファンもたくさん増えましたよ」と笑顔を浮かべた。
続いてジェジュンは、「バンドを構成するために、昨年から考えていました。ですがそれは、僕が軍隊に行って来てからのことになるかと思います。もちろんロックというジャンルで活動する時に限ってです」とし「ロックフェスティバルには、本当に参加したいです。おもしろそうですよね。まだ観覧したことはないですけど、もし僕がステージに立つチャンスがあれば、20曲も歌う自信があります」と付け加えた。
ジェジュンはミニアルバムで行った公演まで含めると、ほぼ1年を通してアジアツアーに集中している。彼は「一人でやる正規コンサートというもの自体が初めてなので、“果たして、僕にどれだけの声援を送ってくれるだろう?”“僕にはファンの方々を満足させる力を持っているだろうか”と、このアジアツアーは、自分にとって試験にもなりました」と感想を述べた。
ツアーの成果については「とても満足しています。スタッフの方々と息を合わせながら、皆が成長したような気がします。多くの方と呼吸もよくなったし、僕の好きな音楽の色を見つけることもできました。そこで歌う時の力を少し取り戻したみたいです。もし不足なところがあったら、次のソロアルバムを出す時、より発展した姿をお見せすることができると思います」と述べた。
しかしジェジュンは、ワールドツアーへの計画はないことを示した。「“ワールドツアー”は、どんな歌手でも夢見ることだと思います」と慎重に話を切り出した彼は、「ワールドツアーをすることは、とても長い時間をかけなければならないので、僕らが活動しながら、次のステップを踏むには、かかる時間が長すぎないかと思います」説明した。
ジェジュンは日本ファンに対する感謝の気持ちも忘れなかった。2005年から現在まで、8年間を日本で活動してきたジェジュンは、4年間のブランクがあったにもかかわらず、まだ自分を愛してくれるファンへの感謝を伝えた。
彼は「日本でデビューして、すぐ人気を集めることになりましたが、僕が日本で活動しながら感じたことは“スター”としての位置よりも、僕の存在は“家族”だと思っています。近づけようとすれば、多くの方が集まって来て、僕たちは近づくことができないほど、ファンの方々が増えましたが、そのような時間を過ごしてきたからこそ、ファンの方が多くなればなるほど、なるべく近い距離で、彼らと家族のような時間を過ごしたいという気持ちが毎日湧いてきます」と、ファンに対する深い愛情をみせた。
ジェジュンはまた、「日本で正式な活動をしないでもう4年も経ちましたが、まだ多くの方々が公演を観に来てくださって、アルバムも買っていただいて、韓国まで訪ねてくださるのを見ると、“今まで頑張ってきた甲斐があったな”と“僕らはここまでよく来れたな”って思っていますし、本当に感謝しています。長い時間を待ってくださっただけに、残りの時間は、ファンの方々にたくさんのことを返していく時間になってほしいです」と感謝の気持ちを伝えた。
一方ジェジュンは、アジアツアーを終えて、来年1月4日の釜山(プサン)、 11日の光州(クァンジュ)、 18日の大邱(テグ) 、 25〜26日にソウルで、韓国内全国ツアーを展開する予定だ。