韓国検察がプロポフォールを違法投薬した疑いで起訴されたイ・スンヨン(左)、パク・シヨン(中央)に懲役8ヵ月、チャンミ・インエに懲役10ヵ月を求刑した。|スポーツソウルドットコムDB |
[スポーツソウルドットコム|イ・ゴンヒ記者] 向精神性医薬品に分類された睡眠導入剤のプロポフォールを違法投薬した疑いで起訴された韓国女優3人に、検察が懲役8ヵ月から10ヵ月を求刑した。チャンミ・インエ(29)は懲役10ヵ月、イ・スンヨン(45)とパク・シヨン(34)にはそれぞれ懲役8ヵ月になる。
28日午前、ソウル中央地方裁判所では女優3人の結審公判が開かれた。裁判所は、同日の弁論と尋問を終えた後、検察に求刑を要請した。
事件を担当した検事は、チャンミ・インエに懲役10月を求刑し、「チャンミ・インエは、プロポフォールを何年も投薬しながら、その薬物がプロポフォールであることを知らなかったと言い訳をしている」と語った。
また、イ・スンヨンとパク・シヨンについては、「プロポフォール投薬に関しては、医者に主な責任がある。しかし、投薬の回数が少なくなく、虚偽の証言で一貫したり、反省の様子が見えない」とし、「罪質が不良で、決して軽い罪ではない」と懲役8月を求刑した理由を説明した。
同日の公判では、女優3人にプロポフォールを投薬した病院の院長2人(拘束)と、同病院で勤務した医者2人の尋問が行われた。被告人と証人は、「女優たちからプロポフォール中毒や依存性の症状は見つからなかった」と供述し、検察の調査の際に証言した内容を翻した。検察は、拘束された病院の院長らにそれぞれ懲役2年2ヶ月と懲役2年を求刑した。
女優3人は、今年3月、美容施術を受けながらプロポフォールを常習的に投薬した疑いで在宅起訴された。4月から7ヶ月余りの間に行われた裁判で、検察と女優ら側はプロポフォールの依存性を巡って激しく対立してきた。女優らは、裁判を受ける際、検察の調査を受けた時に証言した内容を翻し、終始無罪を主張した。
女優3人の公判は来月25日午後2時、同じ場所で開かれる。