[SS現場] お菓子の値上げ、庶民は苦しい!!
入力 : 2013-10-09 13:17:59 / 修正 : 2013-10-09 13:17:59

 

大型マート「ホームプラス」で客がお菓子コーナの前をそわそわしている。|ユ・ジヨンインターン記者

 

[スポーツソウルドットコム|ユ・ジヨンインターン記者] スナックを買うことさえ恐ろしい時代になった。お菓子の値上げが次々と進められているからだ。韓国の大型マートは、お菓子の割引イベントを通じて消費者の負担を軽くしようと乗り出したが、消費者に愛された“1+1”割引が見えなくなり、消費者の景況感は依然として厳しいことが分かった。<スポーツソウルドットコム>は7日、ロッテマート、ホームプラス、Eマートの韓国大型マート3社を訪問してみた。


◆“1+1”イベントの代わりに“値引き”!それでも消費者は「高い!」

“1+1”イベントが消え、その代わりに登場した単品割引に消費者は「まだ“高い!”」という反応を見せた。

 

午後4時、ホームプラス(クロ店)を訪れた。お菓子コーナーの商品88個の内、割引中の商品は22個で、25%を占めていた。割引の方法は、エコマネーポイント獲得、クーポン、少量化などに多様だったが、“1+1”イベントは目立たなかった。イベント商品売り場を見てみると、オリオン社は6品の中で4品を元の価格通りに販売していた。ロッテ製菓は8品の中、“オムマソンパイ”だけを1+1イベントで値引きしていた。

 

マート店員に尋ねてみると、「1+1イベントをする時もあるが、複数商品をセットにして販売をする時もある。最近はセット販売がたくさん行われている」と述べた。
このように1+1イベントの割引が減る状況で、大型マートはその代わりに“原価割引”を提示した。コストを下げて安く売るという意味だが、消費者の反応はひんやりとしたお菓子コーナーと同様に冷ややかだった。


お菓子コーナーを注意深く見ていた制服姿の高校生は、「全体的にお菓子が高い」と語り、「元の価格を50%以上下げない限り、1+1がいい。いくら安くても、結局1+1は半額だからもっと安いのではないか」と反問した。
軍入隊をした息子にお菓子を送るためにマートを訪れたある中年女性は、「チーズサンド」を手に取ったが、すぐに戻した。中年女性は、「各製品ごとに500ウォン(約45円)は上がったようだ」と述べ、「息子にお菓子を送ろうとしているが、高くて負担になる」と明らかにした。続いて、「1+1よりも、元の価格を割引してくれるのが良いと思うが、よく見ると安くなっただけに量も減ったようで不満だ」と付け加えた。


単品の割引商品の場合、大体20〜30%程度で値引が行われていた。1000ウォン(約98円)以下の低価格でリリースした商品もあったが、これらの商品は一目で見ても量が少ない。単品割引商品を見比べていた消費者は、「1000ウォン以下の安い菓子は量が少なすぎる。量に比べたら、それほど安いものでもない」と述べた。


◆'3'、'2+1'、'4+2'イベント、実際の割引率は50%以下

大型スーパー内の菓子コーナーのあちこちには、'2+1'、'4+1'など、様々な割引イベントが行われている

 

マートでは、1+1イベントが消えていたが、消費者はこれを感じなかった。1+1の代わりに'3'、'2+1'、'4+2'などの立て札が書かれたセット販売が代わりに登場していたからだ。3つの商品を一つの束にして低価格で販売したり、2つを買うとおまけでプレゼントをあげるイベントが、1 +1の代わりに消費者を誘惑していた。

しかし、これも消費者が感じる体感物価を下げることはできなかった。セット割引商品の販売台でお菓子を選ぶためにしばらくうろうろした消費者は、「いくつかのお菓子を味わうことができるバンドル販売をよく利用するが、重量が多少減ったようで、1+1よりも高い」と話した。別の消費者も、「バラで割引する商品も高くて、2+1の割引商品を買ってもなんか高くなった気がする」と述べた。


実際にホームプラスで3つの商品をバンドルで販売する割引商品と1+1イベントで割引したときの価格を比べてみた。その商品の単品は960ウォンだったが、3つを買った場合2000ウォン(約180円)に値引きしていた。つまり1個あたり約666円。しかし、1+1の割引イベントが進めば、2つを960円で買うことになり、消費者に多くの利益をもたらす。
マート内でバンドル割引が進められている商品を調べた結果、通常20〜30%の割引率を適用していた。50%の割引率である1+1イベントと比べると、半分以下の数値。結局、50%の破格的なセールは消えているわけだ。


子供とマートを訪れたある消費者は、「お菓子は、子供たちのために高価でも買っている方だ。お菓子の値段はどんどん高くなるが、購入量はあまり変わらないため、支出が増え続ける状況だ」とため息をついた。

 

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