韓国を炎上させた“生タコ殺人事件”無罪確定!!
入力 : 2013-09-13 16:09:34 / 修正 : 2013-09-13 16:09:34

 

“生タコ殺人事件”に12日、韓国の最高裁判所が無罪を確定した。|提供 KBS放送

 

[スポーツソウルドットコム|eニュースチーム] いわゆる“生タコ殺人事件”として知られている韓国女性の窒息死事件が2年余りの法廷攻防の末、無罪に最終確定された。


2010年20代の女性ユン氏(当時21)は、交際相手のキム氏(32)と韓国・仁川(インチョン)にあるモーテルで酒を飲んだ際、生タコが喉につかえて窒息死した。当時、現場にいたキム氏はユン氏がタコを食べる際、窒息死したと証言したが、ユン氏の遺族はこれを認めず再捜査を求めた。(*生タコ=サンナクチ:韓国の食べ物。生きているタコをそのまま食べる)


検察は、キム氏がユン氏の保険金を狙い、殺害した後、窒息死に偽装したとみてキム氏を起訴した。1審はキム氏の殺人罪を認め、無期懲役を宣告したが、2審は無罪を判決した。直接証拠がなく、間接的な証拠だけで有罪を判断することはできないという理由からだ。12日の最高裁も2審と同じ理由でキム氏の無罪を宣告した。


焦点となった部分はユン氏の発見当時の状態であった。発見当時、ユン氏はまっすぐに横になって、遺体に傷の痕跡は見当たらなかった。また、現場にも抵抗したのような乱れも見えなかった。1審と2審は、この発見状況を置いて判決が分かれた。1審は、キム氏がユン氏の抵抗を力で制圧して殺害したと判断、無期懲役を宣告した。
しかし、2審は、「力で制圧して殺したとすると、本能的に抵抗した痕跡が残るはず」とし、実際にタコが喉につかえて亡くなった可能性もあると判断した。


最高裁は、2審の判決を認めた。最高裁は、キム氏がユン氏の鼻と口を塞いで窒息させたという明確な証拠がなく、タコが気道に詰まった可能性もあるとみた。
しかし、最高裁は殺人容疑に無罪を宣告しながらも窃盗容疑などは認め、懲役1年6ヶ月を確定した。
ユン・ソンシク最高裁広報官は、「検事が提示した間接的な証拠だけで、被告人が被害者を窒息させて殺害したと認めるには、その根拠が足りない」と判決理由を説明した。


最高裁がキム氏の無罪を判決したが、ユン氏が死亡1ヶ月前に巨額の生命保険を加入したことや、保険金受取人がキム氏の名で登録されていることなど、キム氏を巡る納得し難し行為は相変わらず不明のままだ。
 

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