[スポーツソウルドットコム|パク・ソヨン記者] 「11kg減量でぱっと変わった体つき!」
整形外科の広告のようなフレーズが芸能記事のタイトルによく見当たる。‘運動で7kgを減量した’、‘ダイエットの献立で8kg痩せ、変身に成功’などのタイトルがそれだ。季節に関係なく、ダイエットはスターたち、特にガールズグループのメンバーたちに必須条件になった。ダイエットは、大きく3つの方法に分けられる。運動、食事、手術がそれだ。どれが正しいかという基準はない。自分に合う方法で自分が望むボディと健康を管理すればよいだろう。
<スポーツソウルドットコム>は、「手術は悪い。運動は良い」、「1日1食は危険だが、ガールグループの美容注射は大丈夫」などの偏見から脱し、ガールズグループのありのままのダイエット方法を多角的に調べてみた。ガールグループのボディを求めるあなた、心の準備はできた?
SISTARのソユは、ダイエットをする前(左)より一層セクシーて素敵なボディラインを見せ、チームの認知度上昇を導いている。|スポーツソウルドットコムDB |
◆ガールズグループ、ダイエットで認知度UP!「まさに人生逆転」
ガールズグループのメンバーたちは自身を知らせる手段として、たまにダイエットを利用する。ダイエットでチーム内の認知度逆転に成功した代表的なメンバーが、SISATRのソユ(21)だ。デビューしたばかりの時、ソユにはヒョリンをサポートするサブボーカルという説明が付いていた。しかし、2011年、最初のフルアルバム『SO COOL』の発表を控えて8kg減量に成功し、昨年夏の『Lovin 'you』の活動の際には素晴らしいボディで頭角を現し始めた。こつこつとしたダイエットで変身に成功した彼女は、6月には、弾力的な“11字の腹筋”を披露、セクシーなボディをを自慢した。
当時、彼女が明らかにしたダイエットの裏技は様々。「私は有酸素運動をそんなにしない。女性の体には痩せる所と痩せてはいけない所があるが、私が主にやるのはウェイト筋力運動だ」と自身の運動方法を紹介した。また、「献立は、塩の攝取をやめで炭水化物を減らした。“1日1食”をしたこともある。本当に腹が空いた時には、ゆで卵とサツマイモを食べた」と自身のダイエット食事を説明した。
RAINBOWのヒョニョンは7kgを減量した後(右)、絶頂の美貌を誇り男性ファンからの支持を一気に獲得した。|スポーツソウルドットコムDB |
RAINBOWのヒョニョン(22)も同様のケース。キュートなルックスにぽっちゃりの方だった彼女は、2月にカムバックを控えた時、“アリ腰”(アリのように細いウエスト)を披露して話題を集めた。運動とダイエット食事を並行してなんと7kgも減量した。チーム内の末っ子である彼女は減量成功後に堂々とセンターを占め、美人ボーカルとして生まれ変わった。
最近には、A Pinkのチョロン(22)が同じ効果で成果を上げている。1年2ヶ月ぶりに新しいアルバムを持って来たチョロンは、体重7kgを減量して“全く別人みたいだ”という話まで聞いている。彼女は、「毎日運動して、献立を管理した」とし、「デビュー初めにもダイエットの話が出てきたが、負担感のためダイエットするのが大変だった。しかし今回は、お弁当を作って食べたりして、ストレスを感じなかった」とダイエット秘訣を公開した。健康なダイエットのおかげで、彼女は同じチームのナウンに次ぐ美人メンバーとして浮上した。
少女時代、RAINBOW、Dal★Shabet(上から)は、韓国のガールズグループを代表する美しいボディの持ち主。|スポーツソウルドットコムDB |
◆ガールズグループ、なぜダイエットをするのか?
Secretのハナ(23)は、8kgを減量した後、倒れた経験があると打ち明けた。ダイエットの時、ぞっとするほど食べ物を口にしなかったり、一日に一食程度をやっと食べたからだ。他のグループのメンバーは、短期間でダイエットしようとしたため、脱水症状を経験した。HAMのミユ(28)は、“死のダイエット”のせいで難病にかかったとインタビューで語った。
ガールズグループメンバーたちは、なぜダイエットをするのか?既に彼らの宿命になってしまったダイエットは、一体誰がなぜさせるのか?
これに関連してハ・ジェグン大衆文化評論家は、「まさに肥満との戦争だ。人々はデブを最も嫌がり、スリムな体を崇拝する現象もある。そのため、ガールグループに対する強迫観念が強く表した。テレビでも、スリムな体を好み、太ったことを卑下する。メディアの報道も同じ現象が見られ、ガールグループのメンバーたちは痩せなければならないという強迫観念にとられることになった」と語った。
同評論家は、「大衆はガールグループから理想的な美しさを得ようとする。つまり、スリムながらも豊満な体つき。それでガールグループは、可能な限りスリムになって肉感的な体つきを持とうとするのだ。ヒョソン、ユイなどチームごとに1、2人ほどがファンたちを満足させている。基本的には、男たちの欲望からであり、女性たちは、ガールズグループの姿で代理満足を探す」と説明した。
また、「ガールグループのメンバーが少しでも太ったりすると悪質な書き込みが殺到する。人々がガールグループの外見に大きな関心を持つからだ。彼らが太ったのを見れば'屈辱的な姿'と反応して、よりきれいになると'女神'と称賛する。ガールグループにその音楽性と芸術性を期待するのではなく、完璧なビジュアルを要求することから生じた現象だ。ミュージシャンとはアーティストなのに芸術性には何の関心を持たず、外観を重視する。そのような状況でガールズグループが、自身の容貌に強迫観念を持つようになったとしてもおかしくない。結局、ビジュアルに重点を置くと、文化的な質は落ちることになる」と注意した。
ダイエットは、ガールズグループには両刃の剣のようだ。女性としての自分を輝かせるツールか、ミュージシャンとしての自分の才能を覆ってしまう影になるからだ。