‘自信満々’ カカオページ...低調な利用率!!
入力 : 2013-08-01 16:40:23 / 修正 : 2013-08-01 16:40:23

 

カカオのモバイルコンテンツ配信プラットフォーム、「カカオページ」が低調な利用率で悩んでいる。

 

[スポーツソウルドットコム|ファン・ウォンヨン記者] モバイルコンテンツ配信プラットフォーム「カカオページ」が漂流している。全世界の加入者1億人、一日送信メッセージ52億件という華麗な記録を立てているモバイルメッセンジャー〝カカオ″とは異なり、カカオページは〝時期尚早″という評価とともに低い利用率で苦戦する様子だ。


◆自信満々にスタートした「カカオページ」...利用率は1%
ゲーム、ショッピング、広告、SNSなどのサービスを加えて、モバイルソーシャルプラットフォームとして成長したカカオは、カカオページをスタートし、出版社、雑誌社などコンテンツ制作者の期待を一身に受けた。業界では、カカオページがメッセンジャー市場を震撼させた’カカオトーク’、ゲーム業界のパラダイムを変えた’カカオゲーム’に続いて、新たなコンテンツ流通プラットフォームとして期待した。特に、韓国国内の消費者にまだ慣れていない"有料消費"の概念を導入し、出版業界の新たな収益源としても浮上した。


4月9日にサービスを開始した”カカオページ”は、開始前から8000個に及ぶコンテンツが登録され、カカオの底力を証明した。カカオページでコンテンツを流通する業者らが情報を共有するコミュニティサイトを作ったり、メディアなどでも高い関心を見せたりする様子が確認された。コンテンツ事業者の高い関心が集まったカカオページ。成功するために残ったのは、利用者の関心だけだと思われた。


しかし期待を一身に受けたカカオページは、利用者の関心を引くことに失敗した。消費者がサービス利用の手続きに不満を示したのだ。コンテンツの有料という不慣れな方式も問題になった。
現在のカカオページの平均利用率は1.0%に過ぎない。カカオトークとカカオストーリーの利用率がそれぞれ94%、68%に達している。カカオページの利用者数は、4月にオープン以来、5月に約57万人を記録したが、段々減少して6月には33万人に下落した。


‘Googleプレイストア’に登録されたカカオページのレビューには、「コンテンツを一つ一つダウンロードするシステムが不便だ」、「複雑だ」、「有料決済が慣れない」という消費者の反応が多く見える。一部の消費者は、アプリケーション自体のエラーなども指摘した。


利用率が期待に及ばないため、カカオページの入店業者も利益を出せない状況が続いている。カカオページに入店した業者によると、1日の売上高1位を記録する業者の収入は、2万〜3万ウォン(約1,700~2,700円)にとどまることが分かった。一日の売上高が2000ウォンのところがランキング100位内に進入する現象も見え始めた。
一部の業者は、有料コンテンツのダウンロードは行われず、無料コンテンツが消費されていると明らかにした。このため、追加的なコンテンツのアップロードをしない業者も出てきた。投資金額と比べ、収益率が1%にしかならないからだ。


入店した業者は、「カカオの側が積極的なマーケティングをしていない」とし、「コンテンツ自体が不十分な点がある」と不満を打ち明けた。


◆カカオ、有料コンテンツの名分も捨てたが...まだ疑問?
カカオのイ・ソクウ共同代表は、「カカオストーリーがカカオゲームのように、いきなり成功を収めるとは思っていなかった」と公の場でカカオページの不十分な点を認めた。
イ代表は、6月18日のある講演で、「カカオページが定着するまでには1年かかると思う」とし、「モバイルに最適化されたコンテンツタイプを見つけることがカギ」と語った。カカオページに登録されたコンテンツがモバイル環境に最適化された状態ではないことを認めたものだ。


カカオは先月19日、コンテンツ一つ当たりの最低価格を5チョコ(カカオ決済手段)から1チョコに引き下げた。利用者がコンテンツを購入し後、随行しなければならない複雑な方法も変更した。
また、無料コンテンツの割合が50%を超えないようにする制限も解除した。これで ‘有料コンテンツプラットフォーム’という名分はなくなった形だ。無料コンテンツの割合を売り手が自由に決めることができるようしてからだ。


カカオ側は、「3年以内に利益を出すパートナー社100万店を創出することが目標」とし、「カカオページの活性化のためにあらゆる努力を尽くしていく」と明らかにした。
 

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