先日10日除隊したRAINが、国防部広報支援隊の面接を受ける当時、必須提出資料にぬけがあったものの、合格したため論争となっている。|ナム・ユンホ記者 |
[スポーツソウルドットコム|イ・ダウォン記者] 最近物議を醸した“芸能兵士(国防広報支援隊員)”と関連し、国防部による監査報告が故意で縮小されたという疑惑が提起された。
24日、国会国防委員会のある関係者は、<スポーツソウルドットコム>との電話取材で「国防部の監査調査団員らが、国防委員会の議員たちに報告する際に、歌手RAIN(31、実名:チョン・ジフン)の関連事項をはじめ、敏感な事案を抜けがある状態で提出した」と述べながら「国防部の監査結果、原本を閲覧するために対面報告を要請したら、国防部が当初発表した内容より、もっと大きな問題があった」と明らかにした。
この関係者は、「原本には、監査対象の言葉がそのまま記載されており、先日10日に除隊したRAINと関連された事項をはじめ、いろいろな新しい事実が明らかになっている。調査団が国防委員会の報告で事実をぬけ、詳細には報告していないわけだ」と述べている。
この日国防委員会の所属、キム・グァンジン議員(民主党)は、「国防部から提出された“広報兵士の運営実態・監査結果”を分析した結果、RAINなど10人の芸能兵士が、志願必須条件である経歴及び出演確認書と推薦状などを面接当時に欠漏していたが、最終的に芸能兵士に合格した」と伝え、衝撃を与えた。
芸能兵士に志願するためには、俳優の場合、映画やドラマの主演もしくは主演級として出演した経歴が必要し、コメディアンの場合、テレビ放送局のコメディ番組に出演した経歴が。歌手はアルバムの販売実績とテレビ放送局の音楽番組に出演した経歴などが満たされなければならない。また入隊日を基準にして3ヶ月内に発行された分野別協会の確認書と推薦状を必ず提出するようになっているが、RAINを含めた芸能兵士たちは、この必須書類は提出せず合格していると知られた。
さらに、前任広報院長が一部兵士を偏愛したり、芸能兵士が公務中に外出したことを黙認した事実も今回の調査で明らかになった。
キム議員は「芸能兵士と職員らの懲戒だけではなく、根本的に責任をとるべきな国防広報院長と国防部管理責任部署などに対して、その責任の所在を明確にしなければならない」と強調した。
一方国防部は、先日18日芸能兵士制度を廃止し、現在服務中である15人の芸能兵士を他の部隊に配属させると発表した。