国防部が芸能兵士論争に対して、芸能兵士制度の開始16年ぶりで廃止を決定した。|YTNニュースよりキャプチャー |
[スポーツソウルドットコム|パク・ソヨン記者] 国防部が16年ぶりで芸能兵士制度を廃止すると発表したなか、現在服務中の芸能兵士15人は、一部重懲戒を受けることとなり、一部は所属部隊が変わって再配属されることが分かった。
現在、芸能兵士の名簿に上がっている名前は、歌手のSE7EN(実名:チェ・ドンウク)、イ・ソックン(sg WANNA BE+)、サンチュ(実名:イ・サンチョル、Mighty Mouth)、イ・ジフン、KCM(実名:カン・チャンモ)、チョン・ジュニル(Mate)、キム・ギョンヒョン(The Cross)、イトゥク(SUPER JUNIOR)、イ・ヒョッキ(Loptimist)、ミュージカル俳優のキム・ホヨン、俳優のチェ・ジェファン、イ・ジフン、リュ・サンウク、キム・ムヨル、そしてお笑い芸人出身のキム・ミンスなど、15名だ。
今年1月、軍ミュージカル「The Promise」に出演した俳優出身のチ・ヒョヌは、現在芸能兵士身分ではなく、一般兵士として服務中である。
国防部によると、残りの服務期間が3ヶ月未満内である3人は、国防部・勤務支援団に残留させる予定だ。
該当兵士は、KCM(2011年11月入隊)、キム・ギョンヒョン(同年12月入隊)、チョン・ジュニル(2012年1月入隊)と把握される。彼らは一般兵士と同様に除隊まで1~3ヶ月間服務することと知られている。
そして服務期間が3ヶ月以上残っている12人の中、懲戒対象ではない6人は、服務部隊を再分類して配属される。懲戒対象の6人は野戦部隊に配属させる計画だが、これには風俗店を訪問したSE7ENとサンチュが該当している。二人は重懲戒を受けた後、野戦部隊に配属される予定だ。
18日午前、国防部は定例ブリーフィングを通じて「国防広報支援隊員(芸能兵士)に対する監査結果の後続措置として、“広報支援隊員制度”の廃止を決定した」とし、「芸能兵士たちは誠実に軍服務中である兵士たちの士気を低下させた。芸能兵士制度は、軍の広報のために発足させた制度なだけに、国民の信頼がもっとも重要だが、諸問題によりその信頼が喪失された」と述べた。
論争の始まりは、先月25日と今月2日、2回に及んで放送されたSBS時事番組「現場21」だった。番組の製作陣は、「芸能兵士たちの華麗な外出、不便な真実」というタイトルで、芸能兵士たちの軍紀紊乱な実態と服務規定の違反などを報道。放送後は世論からの激しい反発と怒りが相次いだ。そして当時風俗店を訪問した歌手のSE7EN(二等兵)とサンチュ(一等兵)をはじめる芸能兵士たちは、国防部より調査を受け、所属している国防広報院も監査を受けた。