国防部が、最近問題となっている芸能兵士論争と関連して、該当兵士たちに懲戒を下し、本制度を廃止することが決定された。|YTNニュースよりキャプチャー |
[スポーツソウルドットコム|パク・ソヨン記者] 国防部が芸能兵士制度を16年ぶりで廃止すると発表したなか、韓国ネット民のほとんどが、今回の決定に肯定的な反応を示している。
18日午前、韓国国防部側の関係者は定例ブリーフィングを通じて「国防広報支援隊員(芸能兵士)に対する監査結果の後続措置として“広報支援隊員制度”を廃止することに決定した」と発表した。
その後、各マスコミによる報道を接したネット民たちは、該当記事をSNSや諸オンライン・コミュニティを通じて発信、報道に対する熱い反応が殺到している。
ネット民のほとんどは、
「当然な決定だし、正しいことだと確信している」
「国防部も広報芸能人が必要なら、正式に芸能人を渉外して、正当な対価を払って芸能人を使うべきだ」
「RAINはすごいタイミングで除隊したな」
「後方ではなく、江原道(カンウォンド)最前線でGOP(軍事境界線)をさせれば、自分たちがどんなに楽してきたか、現役一般兵士たちがどれほど苦痛の生活をしているかが分かるはずだ。そこに行かせ!」
「戦術、遊撃、行軍、昇進評価、酷寒期まで、すべての訓練を受けさせるべきだ」
「国防部が久々まともな判断出したな」
「軍紀教育からやり直すべき」
「正しい判断だ。本当に要らない制度だった」
「現場21、すごい」
など、国防部の措置に拍手を送った。
しかし一部のネットユーザーたちは、「あまりにも極端な措置ではないか」という反応も。
「何故大韓民国は、問題があったらそれ自体を無くそうとしているか、分からない…。16年間も持続してきた芸能兵士制度の本来の機能って、まったくなかったのだろうか?問題点を改善して、本来の目的に付合はできなかったのか、もっと深度をはかるべきだ」
「正しいことだけど、逆差別されることがあってはいけない」
「結構極端的なことだから、ちょっと心配ですね」
という心配の声を上げるネット民もいる。
この日国防部は、「先月25日に地方公演を終えた後、飲酒と風俗店を訪問した行為など。軍人として品位を毀損した容疑で懲戒を要求された兵士8人は、国防部勤務支援団・懲戒委員会より懲戒を受けることになった。現在所属している芸能兵士15人は、全員新しい部隊に再配属される」と伝えた。
論争の始まりは、先月25日と今月2日、2回に及んで放送されたSBS時事番組「現場21」だった。番組の製作陣は、「芸能兵士たちの華麗な外出、不便な真実」というタイトルで、芸能兵士たちの軍紀紊乱な実態と服務規定の違反などを報道。放送後は世論からの激しい反発と怒りが相次いだ。そして当時風俗店を訪問した歌手のSE7EN(実名:チェ・ドンウク、二等兵)とサンチュ(実名:イ・サンチョル 一等兵)をはじめる芸能兵士たちは、国防部より調査を受け、所属している国防広報院も監査を受けた。