多くの新人アイドルグループはBIGBANGや少女時代のように有名になる願望を持っている。|スポーツソウルドットコムDB |
[スポーツソウルドットコム|イ・ゴンヒインターン記者] 数多くのアイドルが出現している中で、有名になることを祈る人は、所属事務所でも、ファンでもなく歌手の当事者である。長い研究生の期間を経てデビューして一生懸命に活動したが、まだ多くのファンの心を捉えることができなかったアイドルグループのメンバーたち。心の中では言いたいことがたくさんあるのでは。
<スポーツソウルドットコム>は、昨年と今年デビューしたアイドルグループ10チームのメンバーを対象に、「有名になりたい理由」や「有名になるために努力したこと」などを調べるアンケート調査を実施した。ファンたちの涙を誘う答弁もあるため、匿名で新人アイドルの悲しみを記録してみた。
SISTARのようにカムバックと同時に音楽番組で1位を席巻することを‘有名’の基準とするアイドルグループのメンバーが多かった。|ノ・シフン記者 |
まず有名になるためにどのような行動までしたかという質問に、ほとんどのアイドルはカメラの前でやった行動を語った。ガールズグループのメンバーは主にカメラを見て愛嬌を振りまいたり、色目をしたり、表情に気を使ったという回答を出した。ボーイズグループのメンバーは、腹筋を公開したり、強烈な表情をしながら赤い点灯がつくカメラをじっと見つめたと答えた。Aのガール•グループのあるメンバーはステージ上でタンブリングをしながら退場したことがあると答えた。
「新人だから悔しいとか、気に障った経験がある?」と尋ねると、大きく3つの回答に分かれた。まだないという答えが多かったが、低い知名度のせいでステージに立ってファンと会う機会が少ないという回答もかなり多かった。また、熱心に挨拶するのに受け取ってくれない経験が一番辛かったという答えも聞こえた。
「有名になったとの基準は何?」、「いわゆる‘スター’になった先輩たちがうらやましい理由は?」の答えには気の利いた答弁が多かった。アンケートに応じた新人アイドルは‘有名’の基準を、「街の通りを歩くと、周りのすべて人々が自分のことを気付いて見ること」だった。“国民ガールグループ”や“国民アイドル”というあだ名を獲得すると有名人になった証だと答えたメンバーもいて、現実的に音楽番組のランキングで1上に輝くことや、歌手として固定的な収入があれば有名だと思うメンバーもいた。そのほか、特定のチームの名を挙げながらその程度の人気を享受することを目標にしていると回答した。
2EYES、防弾少年団、MYNAME、少年共和国(左上から時計回り)など多くのアイドルグループが人気を得るために努力している。(写真のアイドルは記事の内容と関連ない)|イ・セロム、ムン・ビョンヒ、チェ・ジンソク、ナム・ユンホ記者 |
いわゆる‘スター’になった先輩歌手たちがうらやましい理由については、テレビの出演が多くて、やりたい曲を歌う機会がよく来るという回答が最も多かった。出演の機会が制限された新人たちの気持ちが盛り込まれた答えだった。その他、「楽屋が大きくて広い」、「ファンたちの歓呼の声が大きくてうらやましい」、「カッコいい」という回答も見えた。
これまで脚光を浴びなかった理由について質問すると、客観的な分析で答えを出したアイドルがかなり多かった。この質問に、「私の努力不足だ」、「完璧なステージをお見せできなかった」、「自信感が足りなかった」などの反応を見せた。特に、「音楽番組に出演する際、視聴率の低い前半の出番になったため、知名度があまり上がらない」という内容が目を引いた。
「有名になった場合、何を最初にしたいか」という質問にはさまざまな回答が出てきた。タイプ別に分けて見ると、‘親孝行の型’、‘ファンの愛の型’、‘人気を楽しむ型’に分けられる。‘親孝行の型’は、親に家や車などのプレゼントを差し上げたいとの内容。コンサートやサイン会、大規模なファンミーティングを開いてファンと一緒にしたいという‘ファンの愛の型’が後に続いた。そして、「人気を得て、映画で主演になった後、観客がいっぱいになった劇場に密かに入って映画を見たい」、「友達と遊びたい」、「スケジュールに追われて倒れたい」という個性あふれる‘人気を楽しむ型’の答えもあった。
デビュー15年のアイドルSHINHWAのように音楽番組で1位を占めてトロフィーにキスをする光栄は、どんなアイドルグループにやってくるか。|SHINHWAのtwitter |
「なぜ有名になりたい」と尋ねたところ、多くのメンバーたちは、親孝行の同時にやりたい音楽をしながら、多くのファンの前で大きなステージを見せたいと答えた。その中で目立つ答えは、「新人の時あまり出演できなかった音楽番組に、毎週いくためには有名にならないといけない」という内容だった。どんなに新人グループが放送出演を渇望しているのかをうかがえるところだった。
アンケートに応じたアイドルの答えには有名になりたいという願望と、新人の悲しい気持ちが込められていた。最後に言いたいことを聞くと、ほぼすべてのメンバーが「一生懸命頑張って、必ず多くのファンから愛されたい」、「努力する最高のアイドルになります」、「見守ってください」など人気とファンたちの愛を渇望するメッセージだった。