韓国コーヒー業界、‘シングル族’に注目
入力 : 2013-07-03 15:59:47 / 修正 : 2013-07-03 15:59:47

 

Angel-in-us Coffeeが1人用の「ハーフブレッド」を発売し、シングル族の攻略に乗り出した。

 

[スポーツソウルドットコム|イ・チョルヨン記者] 韓国コーヒー業界が1人世帯、いわゆる‘シングル族’を攻略するため本格的に動き出した。


コーヒー専門店が韓国に導入された1990年代半ばには、カフェという所は、主にエキゾチックな雰囲気を追う女性やカップルが訪れる出会いの場所だった。しかし、女性やカップルが訪れる出会いの場所だったカフェが、今はシングル族に愛されるため積極的に乗り出している。


コーヒー専門店が、シングル族をターケットにした製品を発売しマーケティングに積極的に乗り出した理由は、韓国国内世帯の割合をみると分かる。昨年の韓国統計庁の調査結果、1人世帯の割合は、総人口の約25%に達するほど大幅に増えた。1人世帯の割合が高くなっただけにカフェを訪れるシングル族の足も徐々に増えている状況。


これを受け、最近のコーヒー専門店業界は1人用のベーカリーメニューを発売し、本格的なシングル族攻略で積極的な姿を見せている。韓国でコーヒーチェーン事業を展開するAngel-in-us Coffeeは、今年3月、自社の代表デザート「ブレッド」を半分にした1人用メニュー「ハーフブレッド」を披露した。既存のブレッドメニューは豊富な量のため2人以上の顧客が主に楽しんだが、「ハーフブレッド」は半分のサイズで提供され一人で店を訪れる客も気軽に味わうことができるという。


1人用のベーカリー発売と関連し、Angel-in-us Coffeeの関係者は、「自社が実施した調査の結果、昨年店を訪問した1人の顧客は一昨年より20%も増加した」とし、「午前中はコーヒーとベーグルが売れ、午後にはブレッドやサンドイッチで簡単な食事を楽しむ。ノートパソコンで仕事したり、勉強をしたりする場合が多いが、店が快適なので一人でいても負担を感じないことが増客の背景ではないかと分析している」と述べた。
 

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