[SSjukebox] 2PMのアジアツアーフィナーレ、2年のブランク?2倍セクシーな野獣ドルをみせた!(総合)
入力 : 2013-06-24 12:30:11 / 修正 : 2013-06-24 12:30:11

 

22日午後、ソウル・蚕室(チャムシル)にあるオリンピック・主競技場の室内体育館にて、グループ2PMの「2PM LIVE TOUR in SEOUL “What Time Is It”– The Grand Finale」が開催した。|©JYPエンターテインメント

 

[スポーツソウルドットコム|ソン・ジヨンインターン記者] “みなさん、お久しぶりです!2年間も待ってくださって本当にありがとうございます”
どれほど待っていたんだろうか。7ヶ月間のアジアツアー・コンサート「What Time Is It」のフィナーレであり、2年ぶり韓国で開催した2PMの公演は、ファンの喊声が絶えない熱気とともに、その幕を開けようとしていた。


デビュー5年目、もはや“中堅アイドル”と呼ばれるようになった彼らは、この2年間の間に相当成熟した姿をみせてくれた。「ファンのみなさんと疎通する方法がやっと分かるようになったような気がします」と飛びっきりな笑顔をみせるメンバーたちは、その空白を待っていてくれたファンのために、公演の終始、情熱的なパフォーマンスを繰り広げながら、ステージを走り続けた。
音楽的にもメンタル的にも成熟し、本物の“男”の匂いがする彼らの帰還に、1万5千ファンは約3時間におよんだランニングタイムが、これまでの渇きが一瞬に無くなる胸いっぱいな感動で満たされたはずだ。

 

2PMの日本ファンが、<スポーツソウルドットコム>の取材陣にプレゼントしてくださったアルバムCD。そして2PMを待っている1万5千ファン。|ソン・ジヨンインターン記者

 

22日午後18時、ソウル・蚕室(チャムシル)にあるオリンピック・主競技場の室内体育館にて開かれた「2PM LIVE TOUR in SEOUL “What Time Is It”– The Grand Finale」は、公演開始の3時間前からファンの行列が続いていた。
韓国ファンはもちろん、日本からもたくさんのファンが来ており、ある日本ファンの方は取材陣に対して「2PMのコンサートを観て来てくださってありがとうございます」と、日本で5枚目のシングルとして発売した2PMの『マスカレード ~Masquerade~』を5枚もプレゼントしてくださって、彼らに対する日本ファンの深い愛情が感じられた。
観客席は応援道具でカラフルに光っていて、ファンはまだ登場していない2PMの各メンバーの名前を呼びながら、興奮を隠せなかった。


そしてちょうど18時になると、遂に2PMがステージに登場した。公演開始とともに、ファンは公演場が揺れるほどの大きな喊声で彼らを迎えた。
ステージには鎧を連想させるような衣装の2PMが登場した。彼らは1曲目のステージで、メンバー・Jun.Kが作詞・作曲した『Game Over』を熱唱した。今回のコンサートで初めて公開した『Game Over』は、強烈なビートに合わせて、ユニークな“刀群舞”を披露。ステージから目を離せない華麗なパフォーマンスをみせてくれた。特に盾を道具として使って高難度の振り付けをみせる彼らには、5年歴アイドルとしての貫禄が感じられる瞬間だった。


1曲目を終えた2PMは、続けて『君に狂ってた』『I Hate You(君が憎い)』『I'll Be Back』を連続披露。リフレインはいつもファンの分で、公演の途中「すごく待ってくれたんですよね?実は僕らの方がもっともっと皆さんに逢いたかったです」というジュノの感動的なコメントは、ファンをさらに熱狂させた。

 

目を離せない情熱的なパフォーマンスを繰り広げた2PM。|©JYPエンターテインメント

 

特にこの日の公演で最も視線を集めたのは、メンバーたちのソロステージだった。
公演に先立って開かれた記者会見では、「ソロステージでもっと成熟した面貌をおみせしたい」と覚悟を伝えたように、メンバーらの自作曲でセットしたそれぞれのステージは、感動そのものだった。
ソロステージのスタートを切ったチャンソンは、絶頂のセクシーさを存分に発散した。彼は自作ソロ曲『香水』に合わせて、女性パフォーマーとともに白タオルを用いて現代舞踊を披露。新鮮な魅力を見せびらかした。
続いてジュノによるソロステージは、自作ソロ曲『I'm In Love』で飾られた。彼はキュートなボータイとブラックスーツを組み合わせたコーデで、ダンサーたちとハイレベルの振り付けを完ぺきにこなした。


ファンの熱狂がマキシムとなったステージは、ウヨンのソロステージだった。彼は自分のステージに先立ち、「みなさんに逢いたかったから、僕は元気ではありませんでした」と嬉しいコメントとともに、自作ソロ曲の『This is Love』を紹介しながら、「今日は特別に用意したものがあります」と伝える瞬間、いつの間にステージの中央にはマジックのように1台のピアノが登場した。ウヨンはピアノ演奏を自慢しながら、歌に合わせて女性パフォーマーとともにかわいらしいダンスを披露。ステージの近くにいたファン一人、一人と目を合わせてくれた。時には体を下げて客席にいるファンの手を握ってあげたりもして、ファンをさらに熱狂させた。
テギョンのソロステージは、ホットなタンゴが用意された。彼はあの完ぺきな筋肉質のボディラインが際立つブラックシャツ姿でステージに上がった。自作ソロ曲『Traicion』に合わせて、ステージにはバラの花びらを形状化した照明が照らされ、テギョンは女性パフォーマーとともに情熱的なタンゴを披露しながら、“破るテギョン”というニックネームに相応しいセクシーな魅力を思いっきり自慢した。
ニックンは、白スーツ姿で登場し、優しいピアノメロディとともに、自身のソロステージ『Let it Rain』を披露し始めた。そして甘すぎるニックンのバラード曲には、さきまで熱かった公演場が一瞬に静かとなり、ファンは、彫刻のようなルックスで熱唱するニックンに“恋”のまなざしを送っていた。
ソロステージの最後を飾ったのは、Jun.Kによる『TRUE SWAG』。ヘビーなヒップホップサウンドと華麗なレージャーが視線を引く彼のステージは、自由にステージを走り回るJun.Kの汗に濡れ、演奏もないまま繰り広げるフリースタイルのラップとともに、公演場のテンションは徐々に上がってきた。
そして、ファンの熱狂がついに絶頂まで上がったのは、2PMのヒット曲パレード。彼らは3rdフルアルバムのリード曲である『ハ・ニ・プン』と1stフルアルバムのリード曲『Heartbeat』を連続披露した。『ハ・ニ・プン』のステージでみせる2PMのセクシーなヒップダンスと筋肉質のボディに、ファンは気を失ってしまう寸前までいき、『Heartbeat』のステージでは、ファンの喊声にメンバーらの歌声が聴こえなくくらいの“合唱”だった。


公演中には、6月24日のお誕生日を迎えたニックンのために、サプライズ・バースデーパーティーが行われた。3段ケーキをプレゼントされたニックンは、呆然とした表情で「ああ~(驚いた)」を連発した。
彼は「みなさん、ありがとうございます!コンサート場でこうしてパーティーができて本当に嬉しいです。いつもありがたく思っています。僕がみなさんを愛していること、知っていますよね?」と愛嬌あふれる感謝の気持ちを伝えたながら、ファンと息を合わせた。メンバーたちは、「ニックンのお誕生日を記念して、みんなで記念撮影しましょう」としながら「ピン照明(ピンスポットライト:演技者のフォロー用スポットライト)を消してください」とディテールに要求しながら、1万5千ファンとともに記念撮影し、ファンらと直接アイコンタクトしながら、休まずステージを走り回った。
そしてファンのために2PMが用意したぬいぐるみを配り始めると、2階席では“ぬいぐるみ争奪戦”までが発生。ファンクラブ“HOTTEST”のために準備した映像メッセージが大型スクリーンに流れると、感動のあまり涙をみせるファンらもいた。

 

1万5千ファンは、公演終始大きな拍手と歓声で2PMを応援した。|©JYPエンターテインメント

 

2PMは、『ふと』『10点満点で10点』『Hands Up』『この歌を聴いて戻ってきて』を連続で披露。アンコールまで全てのセットリストをこなした。
そして予定されていた公演時間を過ぎてしまったが、疲れない彼らのエネルギーにファンらも大きな拍手と歓声で答えた。


2PMは公演の終始ファンと呼吸した。笑って歌って踊る彼らは、どんな時よりも輝いていた。
2PMは今回の公演を最後に、今後はメンバー各自での活動に臨む。テギョンは映画撮影やドラマ撮影などが9月中旬まで予定しており、Jun.Kは日本でミュージカル「三銃士」に出演。ジュノは7月4日韓国で公開する映画『監視者たち』の出演により、映画のプロモーション活動に参加する予定だ。ウヨンは音楽勉強に専念するつもりだ。ニックンは海外ドラマ撮影が計画されており、チャンソンは映画『レッドカーペット』にキャストされ、銀幕デビュー俳優に変身する予定だ。


彼らは、この日のステージで当分“野獣ドル”というタイトルにしばらくの“不在”を報告しているが、映画、ドラマ、音楽などのさまざまなジャンルで、多忙な活動と活躍をみせてくれるはずなので、ファンは幸せな笑顔で彼らのステージを楽しんだ。
6人が揃っている2PMは、どんな時よりセクシーで眩しく輝いていた。
これからも続く5年目アイドル2PMの、タフでセクシーな行歩に、力強い拍手とエールを送りたい。

 

 

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