俳優のキム・ナムギルが、招集解除後の復帰作である「鮫」で、自身の代表作である「赤と黒」を乗り越えるという抱負をみせた。|スポーツソウルドットコム |
[スポーツソウルドットコム|キム・ハンナ記者] 俳優のキム・ナムギル(32)が*公益勤務要員の招集解除後、復帰作となるドラマ「鮫」で、前作の「赤と黒」を乗り越えるという強い抱負をみせた。
21日午後、ソウル・江南区(カンナムク)大峙洞(テチドン)にあるコンベンション・ディアマンにて開かれたKBS2TV新月火ドラマ「鮫」(脚本 キム・ジフ、演出 パク・チャンホン、チャ・ヨンフン)の制作発表会では、主演のキム・ナムギルが、*招集解除以来初めて公の場に姿を表せた。
〔*公益勤務要員、身体的な事情等で軍務につくことが無理な人が、国の機関や地方自治体、公共団体、社会福祉施設での警備・管理・保護・奉仕・業務補助の仕事をすること。召集解除というのは、公益勤務が終了したことを意味する〕
この日の制作発表会は、キム・ナムギルが2010年作ドラマ「赤と黒」(韓国でのタイトルは、悪い男)の以来、新作「鮫」を通じて3年ぶりのドラマ復帰を知らせる場でもあった。
キム・ナムギルは本作で、復讐のため12年間も徹底的に自分を隠して生きてきた男、ハン・イス役を務めることになった。
キム・ナムギルは、「3年くらいのブランクがあって復帰していますが、まだ分からないことばかりです。お芝居って一週間、一ヶ月練習して変わるものではないので、悩みが多いですね。『鮫』では『赤と黒』のキャラクターを乗り越えることが、一番大きな課題だと思います」とコメント。
続いて「演技はすればするほど難しいと感じます。『善徳女王』のおかげで大衆に僕の存在が知られたら、少し生意気になるところでしたが、ちょうど公益勤務要員として働くことになって、そこで色々なことが学べました。小さなこと一つにも幸せな気持ちを持って生きて、初心に戻ろうと考えました。今はお芝居一つだけをしながらも幸せだった時代の気持ちに戻っているような気がします」と俳優としての悩みと今後の意気込みを打ち明けた。
KBS2TV新月火ドラマ「鮫」は、愛する女に復讐のため刀を向ける男と、初恋の男に振り回され苦しむ女の残酷な恋と運命を描いた作品。
キム・ナムギル、ソン・イェジン、イ・ハニ、イ・ジョンギル、ハ・ソクジン、ナム・ボラ、イ・スヒョクなど出演し、現在放送中の「職場の神」の後続作として5月27日から放送する。(韓国にて)