提供:「話してみよう韓国語」東京・中高生大会実行委員会 |
[スポーツソウルジャパン|小川典子記者] 2003年から開催されているスピーチ大会「話してみよう韓国語」の東京・中高生大会が、27日に韓国文化院にて行われ、出場者たちが日頃の学習の成果を発表した。
「韓国語を学び始めて間もない、初級学習者でも楽しんで参加できるスピーチ大会があれば。そして学習者と指導者、友だちや家族が、韓国語を学ぶ楽しさを感じられたら」という、実行委員会側の意向で始まった本大会。学生から会社員、そして主婦といった幅広い年齢層が参加し、今年の本大会への応募者は、総数88組、169人という過去最多の数字を記録した。
今年は全国10都市での開催となり、この東京・中高生大会では、スキット部門、フォトメッセージ部門の2部門に分かれての発表となり、さらには、ステージアトラクション部門も新設され、さらなる個性が発揮されることになった。
フォトメッセージ部門は、「日記帳」「チョコレート」「野球場」「チャンスン」「じゃんけん」という5枚の写真をもとに、参加者が伝えたい内容を考案し、実際にステージでスピーチをするもの。最優秀賞に選ばれた渡辺ひかりさん(創価高校3年)は、「日記帳」をテーマに、「空白ばかりの週も、スケジュールいっぱいの週も、全部自分の生きる道。今年のスケジュール帳は、どんな時間を刻むのでしょうか…」と、“自分らしさ”について追及したスピーチを力強くアピールしていた。また、スキット部門は、2人1組で、決められたシナリオが課題となり、韓国語能力試験1級未満、ハングル検定5級程度のレベルに相当する。最優秀賞には、戸田山莉穂さんと森川友梨江さんのペア(ともに八千代松蔭高校2年)が選ばれた。いずれの部門も、シナリオや伝えたいメッセージを自分の言葉で表現し、それが評価されるということで、まさしくライブ感そのものの、白熱したパフォーマンスが続いた。
ステージアトラクション部門では、K-POPのカバーダンスが披露され、関東学院高校のチームSHOWYが、SHINeeの「Sherlock」などをパフォーマンス。ステージを熱くさせていた。
また、10年目となった今年の大会には、韓国MBCからも取材クルーが駆けつけ、高い注目を集めていることを証明していた。