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[スポーツソウルジャパン|小川典子記者|情報提供:エイベックス] 横浜と神戸公演のチケットが、わずか3秒でソールドアウトとなった「SUPER JUNIOR–K.R.Y SUPECIALWINTER CONCERT」であるが、多くのファンからの熱い要望で実現した追加公演が1月22日から24日の3日間にわたり、東京・日本武道館で行われた。
最終日となった24日も、SUPER JUNIORの応援カラーである、パールサファイアブルーの光と1万2000人の歓声に包まれる中、公演は「SORRY,SORRY-ANSER-」で幕が明けた。この楽曲は、大ヒットした「SORRY,SORRY」のシンプルなメロディラインをバッググランドに、メンバーのボーカルがいっそう引き立つナンバー。オープニングから3人の歌唱力が存分に味わえる演出は、観客をうっとりさせた。一人ひとりのバツグンの実力はもちろん、3人のボーカルが溶けあったときのハーモニーもまた、K.R.Yならではの醍醐味である。観客のテンションが一気に上昇した「H.I.T」や、会場から大合唱が沸き上がった「FROM U」を披露した後、3人によるMCとなり、キュヒョンは「新年あけましておめでとうございます!」と観客に挨拶。イェソンは、「今日は最終日ということで、気合い入れてやっていきましょう!」と観客に呼びかけ、リョウクも「楽しい時間を一緒に作っていきましょう!」と心をひとつにした。そしてキュヒョンが「バラードコンサートではありますが、今日は最高に盛り上がって、楽しくやっていきたいと思います!」と述べると、さらに熱狂する観客。これにはキュヒョンも圧倒されたようで、「みなさん、本当にヤバイです!」と何度も繰り返していた。
キュヒョンが「座ってください」と、ここからはしっとりと聴かせるナンバーが続いた。「Believe」や「ハナミズキ」といった日本の楽曲をカバーしたり、「凝結」「それだけです」など、味わい深みのある深い楽曲を次々と披露し、3人の珠玉のボーカルと表現力に観客が酔いしれた。そして、昨年末に行われた公演でクリスマス企画であったコーナーを、今回はブロードウェイのミュージカル風にチェンジ!カラフルな衣装に着替えた「The Night ChicagoDied」では、ダンサーたちとのパフォーマンスを繰り広げ、「Mirror」にいたってはスタンドマイクを用いてスタイリッシュな姿を見せた。また、イェソンが「みなさんと一緒に歌いたくて、この曲を選んでみました!」と、「LA LA LA LOVE SONG」で場内が大合唱!観客からの大きな歓声を受けてイェソンは「武道館の追加公演ということで、何か新しいものをお見せしたいと思いました!」とコーナーへの思いを寄せ、キュヒョンも「ミュージカルみたいでしたよね?」と、とてもうれしそう。このような3人の温かい心遣いと見事なエンターテイナーぶりに、観客もペンライトを大きく振り声援を贈った。
さらに彼らのエンターテイナーぶりが発揮されたのが、それぞれのソロコーナー。キュヒョンは、15年前に夢中になっていたアニメ『スレイヤーズTRY』で使われていた楽曲「Somewhere」をセレクト!その後のMCでは、なんと劇中で唱えているおなじみの呪文も披露し、大いにウケる1万2000人の観客!さらに、flumpoolの「残像」をカバーした際には、「歌詞が難しかったから『選曲ミスかも!?』て思ったけど、大好きな日本の曲です!」と明かしていた。ボーカルは観客の心をつかんだに違いない。持ち前のキュートな魅力を生かしたのがリョウク。制服風の衣装でダンサーとともに、ジャスティン・ビ―バ―の「Baby」をパフォーマンスし、観客を笑顔にさせていた。さらに「2010年のK.R.Yの公演で披露したことがありますが、ぜひ、武道館で歌ってみたかった曲です!」と、最終日となったこの日だけのスペシャルプレゼントとして絢香の「三日月」を歌い上げ、客席から喝采を浴びていた。そして、ソロコーナーの最後を飾ったイェソンは、ドラマ『シンデレラのお姉さん』の主題歌であるソロ曲「君じゃなければダメだ」とThe Oneのカバー「I Do」を熱唱。「みなさんに、僕の存在を知ってもらった曲だと思います」と自信を持って届けた「君じゃなければダメだ」は、韓国語にもかかわらず会場中が大合唱。K.R.Yにへの愛情の深さを改めて感じられる場面となった。
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ここからはふたたび3人でのパフォーマンスへ。イェソンとキュヒョンによるデュエット曲にリョウクがピアノで参加した「Your Eyes」、リズミカルなサウンドに客席が盛り上がった「Midnight Fantasy」、優しく温かい雰囲気に包まれた「Loving You」とタイプの違う曲を聴かせ、観客をどんどん魅了させていく。どこまでもこの楽しい時間が広がっていくように感じられた「The One I Love」で本編は幕を閉じたのだが、当然客席からはアンコールの声が寄せられた。3人もすぐにステージに姿を現し、ポップなナンバー「Bittersweet」でアンコールに応える。ここでキュヒョンから、前日にリリースされたK.R.Yのファースト・シングル「Promise You」が、オリコンデイリーチャート1位を獲得したという報告が!うれしいニュースに大はしゃぎするキュヒョンとリョウク。イェソンは「これでやっと、自分の役目が果たせた気がします。実は日本での活動には、本当にプレッシャーを感じていたので…」と感慨深げに語りはじめ、その目から大粒の涙がこぼれ落ち、彼の喜びと安堵の想いが観客にも大いに伝わった。
そんな記念すべき楽曲「Promise You」を観客とともに披露し、メンバーにとってもうれしい時間になったことであろう。しかしながら、この後さらなるサプライズが彼らを待ちうけていた。最後のナンバー「SKY」を披露し、客席に挨拶をしようとした瞬間、会場が暗くなり、突然スペシャルムービーが流れ始めたのだ!これは特設サイトに投稿されたファンの写真を約60枚使用し「Promise You」に合わせて編集したものであり、そのうえ、同時に会場に集まった1万2000人から大合唱も沸き上がるという、予想外の出来事に3人は絶句!リョウクの頬は、感動の涙で濡れていた。観客からの愛に溢れた“贈り物”を受け取った彼らは、リョウクは「みなさんから“信頼”をもらった気がします!」と観客との絆をかみしめ、イェソンも「これからもみなさんに、いい歌をプレゼントしていきたと思います!」と宣言!キュヒョンは「また会いましょう!」と、今後も日本での活動を続けて行くことを約束していた。今後も、彼らにしか表現できない、圧巻の歌声を期待したい!