売春、横領など7つの容疑を受けているBIGBANGの元メンバーV.I(28、本名:イ・スンヒョン)の事件が25日、送検された。
事件を担当するソウル地方警察庁は、V.Iと事業パートナーだったユリーホールディングスの元取締役ユ・インソク氏を起訴意見で検察に送致した。
V.Iには売春、売春斡旋、弁護士費用の横領、クラブ・バーニング・サンの収益金の横領、証拠隠滅、盗撮映像の共有、食品衛生法違反(虚偽申告後、クラブ運営)などの容疑がかけられ、ユ氏、女性17人らには売春を行なった容疑が加わった。
V.Iは2015年の12月から16年1月の間、韓国内で台湾、香港、日本の事業家や投資者らに数回におよんだ性的接待を提供した疑惑を受けていた。警察はユ氏が約4200万ウォン(約400万円)をかけて売春を斡旋したことを確認したが、これについてV.Iは「日本で受けたもてなしのお返しだった。事業目的ではない」と供述している。
2017年12月、フィリピンのパラワン島で行なったV.Iの誕生日パーティーで売春があったという疑惑は、嫌疑なしとなった。
バーニング・サンを主導的に運営し、その収益金を横領した容疑も受けているV.Iと、台湾投資者・林氏の横領総額は11億2千万ウォン(約1億円)におよぶものとされ、警察はV.Iとユ氏、バーニング・サンの共同代表の2人、林氏、林氏の秘書アン氏らを共犯としてみていたが、林氏は起訴中止の意見で送検され、バーニング・サンの共同投資者だったチョンウォン産業の会長と代表者らには、約7億3千万ウォン(約7千万円)をバーニング・サンの賃貸料などの名目で横領した容疑がかけられた。
V.Iが属していたスマートフォン・メッセンジャーのグループチャット内で、警察総長と呼ばれながら管轄警察を通じてバーニング・サンに取り締まり情報を流出し、癒着の疑惑で罷免された元総警(警視正に相当)ユン氏に対しては、職権濫用・権利行事妨害の容疑がかけられた。
一方、事件のため入隊を延期していたV.Iに対し、韓国の兵務庁からは新たに入隊通知が送られる予定で、V.I本人が入隊延期願いを出さない場合、事件は韓国軍の憲兵隊に移牒される。
THE FACT JAPAN