[夜一面]「会いたい」最終回、切なき拉致犯の最期…
入力 : 2013-01-18 17:02:23 / 修正 : 2013-01-18 17:02:23

 

17日夜放送されたMBC水木ドラマ「会いたい」の最終回の場面。|MBC「会いたい」放送キャプチャ

 

[スポーツソウルドットコム|イ・ダウォン インターン記者] これ以上切なき拉致犯がいるだろうか?


昨夜放送されたMBC水木ドラマ「会いたい」の最終回では、ユ・スンホが演じるサイコパスのような“ヘリ”または“ヒョンジュン”(二つとも劇中でユ・スンホが演じる人物名)が、最愛の人であるスヨン(ユン・ウネ)に拳銃を向けるその瞬間まで、心臓が痛むほど切ない場面を演出した。そして彼のこの残酷な恋は、多く視聴者たちの目頭まで赤くさせた。
最数回のクライマックスでは、ジョンウ(ユチョン)がスヨンを拉致したヒョンジュンと対置する一触即発の場面が描かれた。


自身の立場を悲観するヒョンジュンは、人質にしたスヨンに拳銃を狙いつけながら「僕をみてくれ。刑務所に入られるのは嫌いだ。すごく苦しいよ。ひとりでいるのも嫌いだ。だから、もう僕のことをみてくれ」とスヨンの恋を求めた。続いて「フランスでお前といた時が一番幸せだったよ。お前は僕のことを愛さなかったけど、僕は幸せだった。もう一度あの時に戻りたいよ」と嘆いていた。


そんなヒョンジュンの話にスヨンは、「あなたが私に求めた恋じゃなかったかもしれないけど、私はいつもあなたのことを愛していたよ。私たちはたった一つの家族だった。あなたが言った全てのことが嘘だとは思わない。ヘリ、私もあなたに嘘ついた。色んなことを騙した。みんな忘れたかのようなふりをして、誰にも会いたくないふりをして、そんな私を、あなたはそんな私のことに気づいたはずなのに、それがものすごく痛い苦痛であなたを苦しませたはずなのに…ごめんよ」と謝罪した。

 

ヒョンジュンがジョンウを撃った後、自分の頭に拳銃を当てたが、出動した警察に撃たれ、倒れたまま切ないまなざしでスヨンを見つめている。

 

そんなスヨンの話に、ヒョンジュンは氷のような笑みをみせながら「世の中の人みんなを殺しても、僕は、お前だけは殺さないよ。お前が作ってくれた杖をつきながら家に帰りたい…」、「ひとりじゃ天国には行けないと言ったよね?僕はジョイ(スヨン)と一緒に行くよ」とスヨンを狙いながらトリガーを引いたが、銃弾に撃たれ倒れたのは、スヨンを自分の命より愛したジョンウだった。


倒れたジョンウに駆けつけ嗚咽するスヨンを見つめるヒョンジュンは「僕もお前のためなら死ねる。これがお前たちが言う恋ならば、僕だってお前のために死ねるよ!なのに、なぜお前はそんな機会さえくれないんだ。僕をみてくれ!」と叫びながら自分の頭に銃口を当てた。しかしその瞬間、現場に出動した警察がヒョンジュンを撃ち、彼はその場で倒れてしまった。


ヒョンジュンは、冷たい地面に倒れながらも、スヨンを切に見つめているが、もはや心が離れた彼の最愛の人は、ただジョンウのそばで嗚咽するだけ。死んでいくヒョンジュンには一度も振り向かず、悲しき最期を迎えた。
 

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