「第32回ゴールデンディスクアワード」JTBC放送画面 |
韓国の女性シンガーソングライターのIU(24)が10日、韓国・一山にあるKINTEXで行われた「第32回ゴールデンディスクアワード」デジタル音源部門の大賞を受賞した。
ソロの女性アーティストが同授賞式で大賞をとったのは、2004年のイ・スヨン以来。デジタル音源部門が創設されてからは、2007年のIVY以来のことだ。
2010年、「小言<チャンソリ>」で本賞を受賞しているIUは、今回8年ぶりに臨んだ「ゴールデンディスクアワード」で、昨年発表した4枚目アルバム「Palette」の収録曲「Through the Night<夜の手紙>」で音源部門の大賞を手にした。
パク・ソジュンとファン・ジョンウムが大賞の授賞者として登場し、名前を呼ばれたIUは感無量な面持ちで感想を語った。
以下は、IUのコメント
「夜の手紙」は去年の3月に発表した曲ですが、その時から四季にわたるまでずっと愛してくださっているみなさんに、心より感謝申し上げます。初めてデモをいただいた時、歌詞を書きながら作業に取り組んでいる間、この曲が私に与えられたのは本当に幸運だと思い、すごく幸せでしたが、こうして最後まで幸いなことになり、「夜の手紙」という曲にも感謝の気持ちを伝えたいです。楽曲をくださった2人の作曲家の方にも本当に感謝します。そしてもう一度UAENA(ファン)に、本当に愛しています。(中略)
――SHINee ジョンヒョンさんへ
(コメントが長引くことを気にしながら)もう少し言っていいですか。
本当は、本当はまだ、すごく悲しいです。人として、友人として、ミュージシャンとして大切なひとりの方を、先に、見送りました。遠くのところへ送り、あの方がそんなに辛くて苦しまれた理由が、わかるような気がします。私にも全くわからない感情ではないようで、まだ悲しいし、申し訳ない気持ちがあります。私だけではなく、たくさんの方が悲しまれていると思います。人は明日のことを、一ヶ月後のことを、一年後のことを計画しなければならないから、その感情を十分に感じて見送ってあげられない状況がまた切なくて、悲しくなります。うれしい時に喜んで、悲しい時は泣いて、お腹が空いたら力がなくて、体が痛くなったら能率が落ちて、そのような自然なことがもう少し自然に現れて、自然に受け入れられるようになってほしいです。私たちアーティストは、人々を慰める仕事をする者であるだけに、プロとしての意識もいいけれど、まずは人として自分のことをみながら、自分のことをなだめながら、表に出さないようにしてて、むしろ病気になって苦しむことがないように、本当にないように心から願います。ありがとうございました。(中略)
「ゴールデンディスクアワード」は1986年から始まった歴史と権威のある音楽授賞式で、韓国のアーティストがもっとも受賞したい賞と言われている。毎年1月に行われ、受賞者は音源やアルバムの売上8割、専門家の審査2割で決めており、デジタル音源部門とアルバム部門の授賞式が2日間にわたって行われる。
「第32回ゴールデンディスクアワード」デジタル音源部門受賞者
▲大賞:IU
▲本賞:BLACKPINK、Heize、赤いほっぺの思春期、楽童ミュージシャン、TWICE、WINNER、BIGBANG、Red Velvet、ユン・ジョンシン、IU、BTS(防弾少年団)
▲ベストボーイズグループ:BTOB
▲ベストガールズグループ:GFRIEND
▲ベストロックバンド:HYUKOH
▲ベストR&Bソウル:Suran
▲新人賞:Wanna One