映画「タクシー運転手」のスチール写真 |
「タクシー運転手」の予告映像が新たに公開され、映画ファンの関心が集まっている。
映画「タクシー運転手」は、1980年5月にソウルのタクシー運転手・マンソプ(ソン・ガンホ)が、外出禁止時間(当時韓国では夜間外出禁止令が出されていた)までに、光州(クァンジュ)に行ってくれば大金をあげるという話を聞き、ドイツの記者のピーターを乗せ光州に向かう話を描くストーリー。
19日に公開された予告映像には、1980年ソウル市内の平和な風景が広がる場面から始まるが、遠くから聞こえてくる銃声によって一瞬にして緊迫した雰囲気に変わる様子が込められている。
ドイツの記者のピーターを追う軍人と、その軍人から逃げるマンソプ一行からは、緊迫した当時の状況が感じられる。特に予想だにしなかった光州(クァンジュ)の状況に直面したマンソプが「お父さんがお客さんを置いてきた…」と言いながら涙を流す場面が、映画ファンの関心を高め、ストーリー展開に注目が集まる。
また予告映像の挿入歌に、1979年に発表されたチョー・ヨンピルの『おかっぱ頭』が使用されていることも注目だ。
「タクシー運転手」は光州(クァンジュ)の民主化運動を世界中に知らせたドイツ人記者のユルゲン・ヒンツペーターとタクシー運転手のキム・サボクの実話をもとに制作された映画で、8月に公開予定。
映画「タクシー運転手」の第2次予告映像(https://youtu.be/0VH--Ll5P3k)
THE FACT | カン・イルホン