韓国で観客動員数350万人を突破した「君の名は。」の新海誠監督が韓国の地上波番組に出演し話題を集めている。 |
韓国で観客動員数350万人を突破した「君の名は。」の新海誠監督が、韓国の地上波番組に出演し話題を集めている。
8日に来韓した新海監督は、9日午後に放送されたSBSニュース番組「ナイトライン」に出演。作品に関するさまざまなことについて自身の考えや感想などを語った。
新海監督は、韓国で350万人を動員した「君の名は。」の興行成績について「こんなに多くの方が劇場に足を運んでくださるなんて今でも信じられない」と感想を伝えた。続いて「私たちは本当に近い隣国で住んでいるし、さまざまな価値観を共有している。韓国人が美味しいと思うもの、美しいと思うものは、私たち(日本人)にとっても同じように美味しいし、美しい。同じく、私たちが面白いと思って作った映画が、韓国の方々にも楽しく見てもらえるという自信を持つようになった」と語った。
映画のモチーフになった東日本大震災については、「可能であれば取り返したいが、実際にはできない」と語りつつ、「韓国と関連しては、映画を作り始めたときにちょうどセウォル号の沈没事故が起こって、今も、その事故が心の中に残っている」と伝えた。
一方、「君の名は。」は昨年8月に日本で公開後、興行収入200億円突破、観客1500万人動員など社会現象とも言えるほどの一大ブームを巻き起こした。興行性と作品性を同時に備えた作品として韓国でも公開前から話題となり、日本映画としては異例の大ヒットを続けている。
THE FACT JAPAN