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韓国映画『奴隷の島、消えた人々』の公開が2017年1月17日より「未体験ゾーンの映画たち2017」ほかにて決定した。
2014年に韓国全土を震撼させた新安塩田奴隷事件(しなんえんでんどれいじけん)。知的障がい者らが、離島の塩田で強制的に奴隷として働かされていたという驚愕の事実にインスパイアされた本作は、ストーリーそのものはフィクションながら、韓国社会が今なお抱える暗部を題材に、リアルな描写とショッキングな内容で大きな話題となった。
本作の主演を務めたのは実力派女優パク・ヒョジュ。『チェイサー』での女性刑事役が記憶に新しい彼女が、真実を追い求める記者役を熱演しております。更にあらゆるジャンルの映画に出続ける名バイプレーヤーのペ・ソンウらベテラン勢に加え、人気若手俳優イ・ヒョヌク、リュ・ジュンヨルといった実力派キャストが、リアルな緊張感を支えている。
~新安塩田奴隷事件とは?~
韓国で障がい者らが南部の離島に売り飛ばされ、塩田などで長時間の過酷な労働を強制されていた事件。2014年1月に発覚し、大統領指示の下一斉捜査が行われた結果、実に100人を越える人々が強制的に働かされていた事実が明るみに出た。逃亡を試みたり労働を逃れようとすれば、鞭で打たれたり鉄パイプなどで殴られるなどの労働者への虐待が日常化しており、暴行を受けた後治療を受けられずに放置され、足を切断させられた者も居たという。事件を通して今なお韓国に根強く残る障がい者差別、地方での慢性的な労働者不足など数々の社会問題が改めてクローズアップされ、世界中に大きな衝撃を与えた。
【STORY】離島の塩田で、奴隷のように働かされる人々。一体その島で、何が起きたのか?
天然塩の生産で有名な離島で、大量殺人事件が起こったというニュースが韓国全土を震撼させる。さらに国民を驚かせたのは、塩を生産するための塩田(えんでん)や関連施設で、違法に人身売買されてきた知的障がい者らが奴隷のように働かされていたという事実だった。「塩田奴隷」の噂をいち早く聞きつけ、事件の前から取材のために島を訪れていたテレビ局の記者ヘリは、意識不明の重体。後輩カメラマンのソクフンは無残にも殺されていた。果たして彼女たちが取材中に目撃したものとは何だったのか?果たして誰がこの残忍な事件を引き起こしたのか?行方不明になっていたはずの取材テープが発見された時、驚愕の真実が明らかになる。
【キャスト】
パク・ヒョジュ(『チェイサー』、『極秘捜査』)
ペ・ソンウ(『オフィス 檻の中の群狼 』、『インサイダーズ/内部者たち』)
イ・ヒョヌク(『ポイントブランク ~標的にされた男~』)
リュ・ジュンヨル(『グローリーデイ』)
【スタッフ】
監督・脚本:イ・ジスン
2015年/韓国/88分/カラー/シネマスコープ/ドルビーSRD/日本語字幕:崔樹連
原題:섬. 사라진 사람들(英題:No Tomorrow)/配給:クロックワークス
◆公式サイト:http://aoyama-theater.jp/feature/mitaiken2017
◆予告URL:https://youtu.be/4LYyesiFBC0
2017年1月17日(火)より、 ヒューマントラストシネマ渋谷
「未体験ゾーンの映画たち2017」ほかにて順次公開