2016年「a-nation」ついにフィナーレ!ヘッドライナーの浜崎あゆみ、雨の中の熱唱。総動員数22万5千人もの観客を魅了し閉幕!
入力 : 2016-09-01 11:26:54 / 修正 : 2016-09-01 11:26:54



今年で15周年を迎えた「a-nation」。会場をスタジアムへと移した「a-nation stadium fes. powered by dTV」が東京・味の素スタジアムにて開幕。2日目の8月28日(日)はヘッドライナーの浜崎あゆみをはじめ、AAA、Acid Black Cherry、倖田來未、TRFなど、オープニングアクトシューティングアクトらを含む14組のアーティストが出演し、5万5千人を動員。a-nation15周年のフィナーレを豪華アーティストの競演で飾った。



2日目のトップバッターは5人組ダンス&ボーカルグループのDa-iCE。「FIGHT BACK」「Splash」のメドレーで幕を開けたステージは、工藤大輝の「a-nation、楽しむ準備はできてますか?」という声を合図に“Splash”コールで大盛り上がり。「TOKI」では“Hey!”のコールで会場の一体感を高め、最後は新曲「パラダイブ」で観客全員を巻き込み、スタジアムいっぱいタオルが回る華やかな景色を作ってみせた。



大ブレイク中の韓国のヒップホップボーイズグループ・防弾少年団は、その勢いを示すように観客の大歓声を受けて登場。1曲目は最新鋭のエレクトロ・トラップを入れた「FIRE」で、7人が一糸乱れぬアグレッシブなダンスを披露。「長い間、憧れていたa-nationに出られて嬉しいです」とRAP MONSTERが日本語で伝え、「Save ME」、メンバーが床に寝転ぶだけで悲鳴が上がった「I NEED U(-Japanese ver.-)」とセンチメンタルな楽曲を届けた後は、最後の「DOPE」までステージ全体を使って、防弾少年団スタイルを存在感たっぷりにアピールした。



華やかに元気いっぱいステージに飛び出してきたのはSKE48。総勢16人のメンバーで「前のめり」「アイシテラブル!」を続けて歌ったとたん、スタジアムが明るく華やいだムードに。自己紹介のコーナーでは、後藤楽々が得意の英語で自分の名前は浜崎あゆみの「SEASONS」の歌詞が由来だと話し、観客を驚かせた。そして新曲「金の愛、銀の愛」をしっとりと聴かせた後は「オキドキ」、「バンザイVenus」では観客にサインボールを投げ入れ、最後は大ヒット曲「パレオはエメラルド」をパワフルに歌い踊り、会場を盛り上げた。



Acid Black Cherryは、yasuもバンドも全身ブラックの衣装に身を包んで登場。ジャジーな「Black Cherry」のイントロでファンが手のひらを一斉にヒラヒラさせると、場内に妖艶なムードが広がる。「versus G」のハードなギターリフに合わせてyasuとともにファンが激しいヘッドバンキングを始め、会場がどよめきだした。yasuは「a-nationのライブでは僕らも含め(僕らの)お客さんも名物になったらいいなと思います」と話し、その後に披露した「ピストル」では、バンドとファン一丸となったヘッドバンキング、テンポダウンしたときの(体を前に倒す)折りたたみの一体感で見事にスタジアムを圧倒!! ど迫力のステージで存在感を見せつけた。



たむらけんじ、DJ KOOによる「dTV STAGE」(10月にVR/ヴァーチャル・リアリティ撮影で配信決定!)を挟み、テミンのステージへ。


今年日本でもソロデビューを果たしたSHINeeの末っ子、テミンは花道に登場。孤高のオーラを放ちながらバラード「さよならひとり」でハイレベルなダンスを見せ、観客を釘付けに。a-nationはSHINeeでは出演済みだがソロは初。「すごく緊張してます」と語った。小雨が降る天気にリンクした「Drip Drop」、ブルーノ・マーズとStereotypesが共同制作した「Press Your Number」、「Danger」といったエッジーな曲を男の色気をまとってアクト。最後は再びバラード「世界で一番愛した人」をドラマチックに歌い上げた。



続くはAAA。「遊ぼうぜ、a-nation!」と日高光啓が叫ぶと、「Love Is In The Air」、「Flavor of kiss」を連投。大人っぽいオシャレな雰囲気でAAAのライブが始まると、観客が持つ青く光るうちわがスタジアム全体で揺れだした。浦田直也は「僕らは今回12回目。(客席で揺れるうちわを眺めて)こんなAAAにはしゃいでくれて嬉しいね」と嬉しそう。新曲「NEW」に続いて、最後にAAAのa-nation鉄板曲とも言える「ハリケーン・リリ、ボストン・マリ」。みんなでタオルを回し、ジャンプして盛大に盛り上がり、会場を後にした。



バックバンドとダンサーを従え、ボディラインが透ける大胆な黒のシースルー衣装で登場した倖田來未は「Mercedes」でアリーナにお札を降らせ、冒頭から観客を挑発。「最高の思い出を作ろう!」と「WON'T BE LONG ~Red Cherry Version~」、「め組のひと」を立て続けに披露。笑顔でスタジアムを踊らせていった。後半は「LOADED feat.Sean Paul」「IS THIS TRAP?」と続けた場面では男性ダンサーと絡み、彼女ならではの強い女性像を貫禄あるパフォーマンスで見せ、最後は「Poppin'love cocktail」でタオルを回し、盛り上がった場内に投げキッスをプレゼントして颯爽とステージを後にした。



TRFはアクトダンサーを交えた迫力あるイントロダクションから「PUSH YOUR BACK」へとなだれ込み、YU-KIが「COME ON,TOKYO! この曲知ってる人!」と「BOY MEETS GIRL」が始まると、場内の盛り上がりはたちまち最高潮へ。さらに「EZ DO DANCE」で観客は飛び跳ね、声を張り上げ、大合唱して会場全体が何とも言えない高揚感に包まれる。その熱狂的な興奮を最後「survival dAnce ~no no cry more~」で打ち上げたTRF。最後にDJ KOOが15年間欠かさず出演したa-nationに対し「15年間どうもありがとう!」と感謝の気持ちを伝えた。



stadium fes.最終日、大トリは浜崎あゆみ。ランプを持ったダンサーが舞台上に現れた大きな白いテントを開けると、ブルーの衣装を身につけた浜崎が玉座に降臨。「INSPIRE」が始まると、ファイヤーボールが上がる中、花道の先端を目がけてダンサーと行進。「行くぜ、東京!」と叫んで力強いロックチューン「Rule」が始まる頃には、すでに彼女はびしょ濡れ状態に。海の映像が映し出されるとムードは一転。ロングスカートに着替え、穏やかな表情で「fairyland」を歌って場内に多幸感を届け、続くバラード「HANABI」では最後には濡れた舞台にひざまずいて声を振り絞るように歌い、場内をせつなさで埋め尽くしたパフォーマンスはこの日最高のアクト。後半は「Greatful Day」、その後は浴衣に着替えてフロートに乗り込んで場内を一周。さらにアリーナまで駆け抜け観客は大興奮。「今日は夏の締めくくりを一緒にしてくれてありがとうございます。2016年、a-nationラストの曲です」と、夏の終わり、a-nationの最後をここにいるみんなと一緒にいられたことへの感謝の思いが込められた「July 1st」。雨の中の熱唱で、盛大な花火が打ち上がり、感動のまま幕を閉じた。


15周年の節目で開催された『a-nation stadium fes. powered by dTV』は、2日間で約11万人を動員。7月から始まった2016年のa-nationはa-nation islandの動員数を含め総動員数22万5千人もの観客を魅了して閉幕した。  
(取材・文/東條祥恵)



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