2010年に活動を休止したSS501の5人のメンバーのうちホ・ヨンセン、キム・キュジョン、キム・ヒョンジュン(マンネ)の3人によるユニットDouble S 301 |
2010年に活動を休止したSS501の5人のメンバーのうちホ・ヨンセン、キム・キュジョン、キム・ヒョンジュン(マンネ)の3人によるユニットDouble S 301 が「Double S 301 SPECIAL FAN MEETING & PREMIUM LIVE SHOWCASE」を7月29日に東京国際フォーラム ホールAで昼夜2公演を行った。
2月にミニアルバム「ETERNAL 5」をリリースし、4月に東京、大阪で初の単独公演を行い好評を博したが、今回はファンミーティングということで、メンバーの仲の良さやフランクにファンと触れ合う姿が印象的な公演だった。
生バンドをバックに「Distance」で幕を開けると、あいさつに続いて「ファンからのお便り朗読」コーナー。日本語で手紙を読み「2007年に初めてSS501を知ってから日本でのイベントは全部行きました。当時は高校生だったけれど、今はたくさん歳をとりました」という手紙に「僕たちも歳をとっているから大丈夫です(笑)。これからもずっと一緒にいきましょう!」と返して笑いを誘う場面も。
ライブでは「1日だけ」「Hoshizora」「エンドウ豆」などを披露しながら、時にはファンと目を合わせたり、語りかけるように、またメンバー同士が顔を見合わせたりからみあうなどして、終始楽しそうな様子を見せた3人。一方「Always and forever」「Mermaid」などバラードでは、しっとりと聴かせ、より大人になり増したセクシーさを感じさせた。
また途中でゲームコーナーが。「女性版SS301を探せ!」という、メンバーそれぞれが「ウェーブヘアでメガネとスカートを着用」「『僕の頭が悪くて』の韓国語の歌詞を覚えている」「『AH-HA』の振付ができる」という条件の女性を客席から探してくるというゲームで、客席を右往左往。ようやく選ばれたファンは、メンバーと観客の声援のなか歌やダンスを披露した。結果、3位となったヨンセンのチームは罰ゲームでガールズグループのダンスを踊るとファンからは大きな笑いと拍手が起こった。
最後には「Sunset」「Butterfly」「恋人作り」を歌い、最後のあいさつへ。「今日は本当にありがとうございます。次はコンサートやアルバムの予定がありますので、一緒に日本で楽しみましょう」(ヒョンジュン)との言葉にファンは大きな歓声を上げた。「初めての3人でのファンミーティングでしたが、皆さんと一緒に過ごせて楽しかったです。次にお会いするのはコンサートだと思いますが、良いステージになるように頑張ります」(ヨンセン)、「僕たちは8月13日に韓国でライブがあるのですが、それが終わったら日本のアルバムの準備をします。ヒョンジュンのミュージカル『イン・ザ・ハイツ』も応援してください。本当にありがとうございました」(キュジョン)とあいさつし、アンコールに「僕の頭が悪いから」を披露。ファン大熱狂のイベントを締めくくった。
彼らがこの日語ったように、8月13日にはソウルでアンコールコンサートを行い、こちらも国内外のファンが集結、大盛況に終えた。そこで、あらためて「今後も活発な活動をしてよい姿をお見せするので応援をよろしくお願いします!」と宣言。ファンの期待をふくらませた。
SS501は、事務所との契約満了を機にグループ活動休止することになり、メンバーの兵役もあり集まることができなかったが、もともとグループ愛は強くメンバーも親しい関係を続けていた。Double S 301は、2008年にできたスペシャルユニットだが、「U R MAN」「僕の頭が悪くて」などをヒットさせ、人気を博した。今回、そのDouble S 301が7年ぶりに復活したわけだが、ファンの声次第ではSS501の復活も可能性があるかもしれない。今は、大人になったSS501の魅力をアルバムやライブで満喫して、さらにその先まで期待したい。
■Double S 301公式サイト
THE FACT JAPAN|野﨑友子