写真提供:SBS |
注目のドラマ「テバク」の初の本読み現場が公開された。
SBS新月火ドラマ「テバク」(脚本:クォン・スンギュ、演出:ナム・ゴン)の制作陣は先日、ドラマの出演者が総集結し、初めての台本読みを行う現場を公開した。ナム・ゴン監督とクォン・スンギュ脚本家をはじめ、チャン・グンソク、ヨ・ジング、イム・ジヨン、チョン・グァンリョル、チェ・ミンス、ユン・ジンソ、イム・ヒョンシク、イ・ムンシク、ユン・ジヘ、キム・チェゴンなど、およそ50人の俳優とスタッフが集まった。
冒頭でナム監督は、「最高の役者の方々と作品作りができてうれしい。『テバク』は粛宗(スクジョン:朝鮮19代の国王)の息子ではないかもしれないという誤解で捨てられたテギルと、母親がいやしい身分という切なさを抱きながら、生存のために王座を狙う英祖(ヨンジョ)の対決で縮約できる。難しくなくて大衆的な若い時代劇を作りたい。何より、家族のような気持ちで作品に臨んでいただきたい」と抱負を語った。
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約5時間におよんだ本読みの現場は、終始緊張の空気が流れていた。主演を演じるチャン・グンソクとヨ・ジングは、徹底に準備してきた声で演技をぶつけ合い、それぞれの個性を生かすハーモニーですてきな絵を作ってくれた。自然なトーンで台詞を読み上げるチャン・グンソクは、品がありながらも悪童のようなデギルの姿を表現し、ヨ・ジングは腹から引き上げる響きの声で王家の品格を再現した。
チャン・グンソクは、「とてもやりたかったドラマで、テギルというキャラクターをすごく気に入っている。皆様と助け合いながら、良い結果があるよう全力を尽していきたい」と覚悟を伝え、ヨ・ジングも「情熱と誠意を尽くし、延礽君(のち英祖)を創造的に演じていきたい」と抱負を話した。
イ・インザに扮するチョン・グァンリョルは、節制した声で王座のために悪行の限りをつくす野心家の姿を演じ、イ・インザの宿敵でデギルと英祖の父に扮する粛宗役のチェ・ミンスは、声だけでカリスマ性にあるオーラを放ちながら現場を圧倒した。そして、ヒロインのイム・ジヨンは、デギルと英祖の愛を同時に受ける絶世の美人らしく、視線を釘付けにした。
ドラマにコミックな場面を描いてくれるベテラン俳優のイ・ムンシク、イム・ヒョンシクのコンビは、本読みの現場でも思いっきり文句をいったり、中年の愛嬌と哀歓を込めるアドリブを披露して現場を笑いの渦にした。淑嬪崔氏(英祖の母)のユン・ジンソ、ホンメ役のユン・ジヘも、安定した演技力で期待を寄せていた。
新ドラマ「テバク」は、博打打ちの父に育てられ、やがて朝鮮一の詐欺師へと成長するテギルが、無念な死を遂げた父によって王子として生まれていた出生の真実を知ることになり、育て親の復讐を果たすために英祖と対決する世紀の賭けを描く作品。
3月28日(月)、韓国のSBSチャンネルで初放送。(※日本では、KNTVにて5月初放送決定)
THE FACT JAPAN