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6人組ボーイズグループB.A.Pが、およそ2年ぶりとなる単独コンサートを開催し、ファンのもとに帰ってきた。メンバーたちは、ブランクで会えなかった寂しさを情熱的な公演で解消し、ファンも熱い歓声とエールで答えていた。彼らが作った爆発的なエネルギーは、公演場を熱く盛り上げるに十分だった。
21日午後、ソウルのオリンピック公園内SKハンドボール競技場にて、B.A.Pの単独コンサート「B.A.P LIVE ON EARTH 2016 WORLD TOUR SEOUL AWAKE!!」が開催された。同公演は、ワールドツアーのスタートを切るもので、B.A.Pの帰還を改めて知らせるものでもあった。
今回はコンサートを通じてファンと久しぶりに対面するだけに、公演場は開演前から賑やかな雰囲気で、ペンライトのマトキによる緑色の波に揺れていた。
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いよいよオープニング。強烈なブリッジ映像とともにB.A.Pがステージに登場した。カリスマ性にあふれる6人の男は、スタートからステージを掌握。『Bang X2』『What The Hell』『NO MERCY』『1004(Angel)』など、勢いのある楽曲で場内を一気に盛り上げ、続いては、『Hurricane』『Badman』『ONE SHOT』『WARRIOR』『With You』『Young, Wild&Free』『Excuse Me』など、B.A.Pならではの音楽性がわかるヒット曲で、圧巻のパフォーマンスを繰り広げた。
そして、この日は、5枚目のミニアルバム「CARNIVAL」のタイトル曲『Feel So Good』と収録曲『Carnival』のステージを初めて披露。もっとも大きな歓声に包まれた。
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B.A.Pの新しい面が見られるパフォーマンスも用意された。感覚的な楽曲『Dancing In The Rain』、甘いメロディと歌詞が際立つ『Crash』は、アイドルらしいB.A.Pの魅力を感じさせ、まるでダンスバトルのようなパフォーマンスで披露された『SPY』は、ファンに大きな笑いを与えた。その後に披露された『Be Happy』『Take You There』は愉快な雰囲気と洗練されたメロディで耳を楽しませてくれた。
メンバーたちのソロステージも大きな見所だった。ヒムチャンとヨングクは『S.N.S』で男の官能美を見せつけ、デヒョンは『Shady Lady』で甘い歌声を自慢。ダンシングマシーンのジョンオプは『今』を熱唱し、優れた歌唱力を証明した。ZELOは自作曲『祝福』で自分の物語を歌い、ヨンジェは『心配しないであなた』を披露しながら感性的なステージを演出した。
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B.A.Pはこのコンサートで、自分たちが持っているすべてを噴出した。1年を越えるブランクによる渇きを、この日のステージで解消するために取り組んできた。そして、実力と情熱の結合はどんなものよりも強力だった。
“公演アイドル”というニックネームが相応しかった今回のコンサートは、大盛況を収めながらB.A.Pも自分たちの価値を改めて証明する公演になった。
THE FACT|キム・ミンジ記者