俳優兼歌手のノ・ミヌと前所属事務所SMエンターテイメントが“奴隷契約”のことで対立する中、公正取引委員会が不公正行為についての調査に着手した。 |
俳優兼歌手のノ・ミヌと前所属事務所SMエンターテイメントが“奴隷契約”のことで対立する中、公正取引委員会が不公正行為についての調査に着手した。
ソウル地方公正取引事務所は最近、ノ・ミヌを召喚し、SMエンタとの契約関係で発生した紛争について聴取を行った。公取委は近日中にSMエンタの関係者も呼び、意見を聞く予定だ。
ノ・ミヌは2004年SMエンタ所属でロックバンドTRAXのメンバーとして芸能界にデビューしたが、2006年に脱退した。ノ・ミヌは先月11日、SMエンタと締結した契約や収益分配、脱退後SMエンタの行動などに問題があったとして、ソウル中央地裁に損害賠償請求訴訟を提起。公取委にもSMエンタの不公正行為について申告した。
ノ・ミヌの法律代理人は「SMは、ノ・ミヌがデビューする前に一方的な専属契約延長を介して17年に及ぶ専属契約を締結した」とし「事実上7年以上の契約期間は、不公正であることを間接的に(法で)明らかにしているため、ノ・ミヌが17年の契約期間を問題視するのは当然であった」と主張した。続いて「17年という奴隷契約に縛られていたことも問題だが、これに抵抗しようとする動きを見せると、その時からSMはマネージメント社としてやるべきのすべての支援活動を中断した。かろうじて独立して活動を開始したが、SMが放送出演を遮った」と付け加えた。
SM側はノ・ミヌ側の主張について、「根拠のない訴訟と申告について、多角的な法的対応を模索している」と明らかにした。
THE FACT|パク・デウン記者