東方神起が今週末、MERS渦中のソウルでコンサート決行を発表した。 |
MERS(中東呼吸器症候群)患者が続々と増え続ける韓国。パク・クネ大統領も深刻な事態を憂慮し、今週末に予定されていた訪米を中止したほど。その脅威は韓国芸能界にも広がっている。
韓国芸能界の様子を見てみると、状況は予想以上に悲惨な様相を呈していた。音楽番組など多くの観客が集まる公開録画は中止され、芸能人の営業先であるイベント行事などは次々と中止や無期限延期に。コンサートは中止され、映画も公開日を延期するなど、MERSの影響で災難続きとなっている韓国芸能界。
「芸能人としては死活問題です」と嘆くのは韓国芸能事務所関係者。特に、ドル箱である中国での活動が制限されており、収入面に大きく関わるという。
13日から始まる上海国際映画祭から自粛要請を求められていたチャン・ドンゴンとソ・ジソプが不参加を表明。他にも、中国での活動を自粛要請されている韓流スターが多くいるという。
そんな中、韓国のファンだけに留まらず、日本や中国のファンを多く抱える東方神起が今週末、MERS渦中のソウルでコンサート決行を発表した。ファンを思うと勇気ある決断だが、それ以外の人々にとってみれば迷惑としかいいようがない。
会場では消毒液を散布したり、熱探知機で異常がある人を検出するというだが、限界があるのではないだろうか。ユンホ入隊直前のコンサートのため、多くの日本人が強行渡韓するはずだが、果たして、来週の日本はどうなっているのか。不安でならない。
THE FACT JAPAN|中西美穂