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映画「深夜食堂」(松岡錠司監督)の韓国公開を記念するマスコミ試写会と公式記者会見が8日午後、ソウルのCGV往十里にて開かれた。
会見には、劇中マスター役を演じる日本のトップ俳優、小林薫(63)が出席。作品に関する思いを語った。
彼は、映画の観覧ポイントを聞く報道陣の質問に、「たくさんの料理が登場するけれど、映画の主人公は料理ではない」と述べつつ、「偶然あのめしやに寄った人たちが、大切な人を失ったり、それぞれの事情を語る、そんな物語を描いていて、そこを訪れた人たちが癒しを得て、新しい気持ちで再出発するというストーリー描く。映画には3つの物語があって、みんな料理と関連してはいるけど、その人物の心がどのように満たされていくのかが、重要なポイントになっている」と説明した。
自身が演じるマスター役については、「自分なりで考えてみたが、めしやのマスターは、口数が多くてフレンドリーな人というより、寡黙な店主としてお客さんたちの話をよく聞いてあげる人だ。バーテンダーの場合、お客さんの話を静かに聞きながら、その状況に合わせてお酒をすすめたりするが、めしやのマスターもそれに似ている。マスター役の演技で重要なのは、寡黙な性格を維持することと、ポーカーフェースにあると思う」と語った。
「深夜食堂」は、安倍夜郎氏による日本の漫画作品。シリーズ累計230万部が発行された、日本では国民的“食”コミックでもあり、2009年10月からはTBS系列ドラマとして放送。シーズン3まで制作され、今年の1月には映画版が公開し、大ヒットを収めた。
今回韓国で公開される映画版は、6月18日より全国公開することになり、韓国でも多くのファンがいるだけに、好成績が期待される。
THE FACT|芸能チーム