[コラム] 日本人は理解しがたい韓国の軍隊問題
入力 : 2015-05-30 16:03:10 / 修正 : 2015-05-30 16:03:10


左からイ・ビョンホン、チャン・ドンゴン、ぺ・ヨンジュン。


一昔前、入隊を強行的に逃げ切り、韓国内で猛バッシングを受けた挙句、韓国入国禁止になった芸能人がいた。その名はユ・スンジュン。日本では知られていないが、90年代後半に爆発的人気を博した歌手なのだが、入隊直前になってアメリカの市民権を取得し、韓国への入国禁止措置を受けたのだ。


その彼が今更、なにを思ったか、インターネットテレビを通じ「韓国に戻りたい!」と涙ながら土下座をかまして謝罪会見行い、韓国では話題になっている。


日本人の感覚ではイマイチ理解しがたいが、韓国人、特に男性にとって軍隊は切っても切れない、人生に降りかかる大問題らしい。JYJのジェジュンやキム・ヒョンジュンも昨今、入隊したが、芸能人であっても、スポーツ選手であっても、絶対なのが軍隊。なかなか、逃げ切ることは難しいらしい。


一方、その中でも、バッシングを受けずにさらっと入隊を逃げ切った有名人もいる。あのヨン様だって、ビョン様だって、ドン様だって行っていないのだ。ヨン様は視力が悪いため、*ビョン様は父親がおらず自分が家長なため、ドン様は手術のため、兵役を免除されているのだ。意外と日本で活躍していた韓流俳優が、韓国では男の象徴でもある軍隊に行っていないのには少し拍子抜けしたが。(イ・ビョンホンは公益勤務要員として約6ヶ月間軍服務)


左からチャン・ヒョク、ユ・スンジュン、ソン・スンホン。


彼らが入隊回避したにも関わらずイメージを維持できたに反面、ソン・スンホンやチャン・ヒョクは免除を受けるために裏工作し、イメージを悪くさせた上、入隊という何ともお粗末な結果を招いた芸能人もいる。


しかし、最近、自ら過酷といわれる海兵隊に志願し、華麗なるカムバックを果たしたヒョンビンや、メンバー全員が兵役後、再びアイドルとして活躍する神話などなど成功例も。


軍隊は韓国芸能人にとって切ってもきれない仲なのである。


THE FACT JAPAN|中西美穂

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