南北経済協力企業緊急対策委員会 |
韓国の土俗信仰界を代表する巫堂5人が5月24日、ソウル・光化門(クァンファムン)広場で南北の和解と共生を祈る「飛べよ~ 統一GOOD」を開催する。“GOOD(クッ)”とは、古代から現代に至るまで続いている朝鮮地域のシャーマニズムで、巫堂(ムダン)と呼ばれる神子が霊的なものと交信する際に行う儀式をいう。その巫堂5人が韓国と北朝鮮の分断によって生じた互いの恨みを晴らして共生のきっかけを作るため、南北関係の改善を懇願する大型のクッをソウルの真ん中で開く。
「分断70周年、光復70周年を迎える今年こそが我々民族の命運を決定する重要な年」ということで意見一致したのは、人間国宝キム・ジョンスク名巫をはじめとする韓国代表シャーマン5人。彼ら5人が今回繰り広げるクッは、朝鮮半島の時代使命である統一をテーマにした「ナラクッ」というもので、5人の巫堂らは天の力を借りて人の力ではまったく解けない問題を解決し、国の平和と国民の幸せを祈る祭儀を行う予定だ。
今回のイベントを企画した南北経済協力企業緊急対策委員会のユ・ドンホ委員長は、「分断70周年、光復70周年になる今年、南北分断で停滞している我々民族の問題を克服し、将来のビジョンを一緒に作っていこうとする意味で、本イベントを準備した。この祭りを介して国民が集まって一緒にコミュニケーションすると、国の明るい未来へに向けた変化のエネルギーも生み出すことができるだろう」と力強く語った。
THE FACT JAPAN