タオの父は「タオがEXO脱退に同意した」と明かした。|キム・スルギ記者 |
人気グループEXOの中国人メンバー・タオが、最終的にチームを離れる見通しだ。彼の父が中国メディアとのインタビューで健康・将来・親孝行などを理由に「タオがEXO脱退に同意した」と述べた。昨年5月から続いている脱退騒動。今回タオまで脱退すれば、EXOに所属した中国人メンバー4人のうち3人がファンのそばから離れることになる。
タオの父は23日、中国のメディアとインタビューで、「(脱退を要求した)直接的な原因は、息子の健康と平安だ。デビューしてから3年間、タオは危険性の高い番組に出演してきた。事務所が息子の怪我を適期に治してくれなかったので辛かった」と訴えた。
タオは、これまでのEXOのステージで過激なパフォーマンスを担当してきた。体を使うバラエティ番組に出演したのも彼だった。そんな中、今年2月事件が起きた。MBC特集番組「アイドル陸上大会」のバスケットボール試合に出場したタオは、試合中に足首に大きな負傷を負い、それ以来EXOのコンサートはもちろん、カムバック曲『CALL ME BABY』の活動も正常に行っていない。
タオの父は、息子がこのような扱いをされてもファンのために努力したと強調した。続いて「所属事務所のSMエンターテイメントは、タオの中国活動を管理するマネージングチームを作ってくれると約束したが、履行しなかった。その代わりに別の中国人メンバー・レイのためには“レイのワークショップ”という名前の専用マネジメント会社が設立された」と語った。
タオの父は、このような理由でタオにEXO脱退を提案したという。ファンとメンバーたちのために頑張ってきたタオも、最終的に親孝行の気持ちで“EXO脱退”に合意したと明らかにした。タオの父は、「息子の治療が最優先である。他のことはタオが悩んで選択するべきだ。タオの夢は歌を歌うことだ。私たちはタオを応援する」という言葉でインタビューを終えた。
2012年にデビューしたEXOは、EXO-K(スホ、ベクヒョン、チャンヨル、ディオ、セフン、カイ)とEXO-M(シウミン、クリス、ルハン、レイ、チェン、タオ)に分けられて、それぞれ韓国と中国を集中攻略した。翌年には一つになって発表した『Growl』で、韓国や中国をはじめ、アジア諸国を中心に活動の幅をさらに広めた。戦略は成功し、現在は名実共にK-POP最高アイドルに成長した。
しかし、昨年5月にクリス、10月にはルハンが脱退を宣言し、今回のタオまで脱退騒動で世間を騒がせた。残りの中国人メンバー・レイも、中国内で設立した1人企画社の問題でファンを不安にさせている状況。12人組でスタートしたEXOが、韓国人メンバーを中心にする8人体制に変わることも有り得ると、多くのファンが懸念している。
THE FACT|パク・ソヨン記者