韓流スターの“重み”と戦う俳優イ・ミンホ!!
入力 : 2015-01-29 15:07:29 / 修正 : 2015-01-29 15:07:29


映画「江南1970」主演俳優イ・ミンホ。「韓流スター」というタイトルでおなじみのイ・ミンホ。2年ぶりに映画「江南1970」に帰ってきた彼と<THE FACT>の取材陣が行ったインタビューでは、彼の真剣な演技への情熱とファンへの愛情が感じられた。|イ・セロム記者


「財閥2世で高校生ですか?また?」
2013年、俳優イ・ミンホ(28)がドラマ「相続者たち」に出演を決定したときに冗談交じりのニュアンスで聞いた質問だ。当時26歳だったイ・ミンホは韓流スターらしいゆったりとした口調でこう答えた。
「最後の制服でしょうね。適切な時期というものがあるんじゃないですか。『相続者たち』は、今の僕が最もよくこなすことができるキャラクターだと思います。ファンの方々も喜ぶと思います」


そして2年後、イ・ミンホが映画「江南1970」を通じて帰ってきた。制服の姿とお別れを告げた彼が今回着た服は、くたくたなぼろ着だった。みすぼらしいイ・ミンホだが、「江南1970」は現在ボックスオフィス1位を巡航中だ。


「花より男子〜Boys Over Flowers」のイ・ミンホ。2009年放映されたKBS2TVドラマ「花より男子」で財閥2世ク・ジュンピョを演技し、韓流スターの頂点に立ったイ・ミンホ。|KBS


イ・ミンホのイメージを連想すると、「スター」「制服」が思い浮かぶ。2009年ドラマ「花より男子〜Boys Over Flowers」を通じて韓流スターのトップに立った以来、彼に付き纏うイメージだ。ドラマ「個人の趣向」「シティーハンター in Seoul」「シンイ -信義-」などを通じて着実に自身のキャリアを積んだが、「花より男子」より強烈な作品はなかった。


そのため、イ・ミンホが再び財閥2世の高校生というキャラクターで復帰を決めたとき、彼に対する憂慮の声が聞こえた。さらに彼は自由な冒険が可能な「韓流スター」という席に座っていたため、「美男」というイメージをまた売りにした選択かと、一部の人々からあざ笑われた。


最近「江南1970」のインタビューで、久しぶりにイ・ミンホに会う機会があった。それで彼のインタビューの定番である「制服」の話を突っ込んでみた。自然に過去のことも聞くことになった。


イ・ミンホも「相続者たち」を回想しながら「当時はユ・ハ監督から『江南1970』のキャスティング提案も受けました。しかし、断ったんです」と語り、好奇心を刺激した。「マルチュ青春通り」「卑劣な街」のユ・ハ監督が彼に渡した一本のシナリオ。イ・ミンホは大いに喜んだが、シナリオを読み終えた彼は、自ら監督のところを訪ねて出演を断ったという。彼の言葉によると、自信がなかったからだっだ。


イ・ミンホは当時、自分が「江南1970」のジョンデ役を演じるにはあまりにも若いと思った。物理的な年齢、演技的な“内面”、両方とも足りないと考えた。幸いなことに、彼の悩みを純粋に受け入れたユ・ハ監督は、イ・ミンホを待ってくれた。
自分が選択した俳優の可能性を信じた監督のおかげで経験と年を積んだイ・ミンホは、適切な時期に機会を得た。こういうエピソードもあって積極的に「江南1970」に取り組んだイ・ミンホは、もう一度「後悔はない」と言わんばかりにぱっと笑った。


「江南1970」主演俳優キム・レウォン(左)とイ・ミンホ。|チェ・ジンソク記者


イ・ミンホは「俳優として、尊敬する監督の作品に出演したいという欲はあるが、かといって僕を応援してくれる多くのファンのことを気にせずに作品を選ぶのはいけないでしょう。個人的な満足のため、生煮えの演技力でイメージ変身ばかりを主張するのはいけないと思います」と説明した。続いて「僕を“スター”と呼んでくださるのはありがたいです。しかし、その前に僕は俳優です。だから与えられた能力値の中で最高のコンテンツを作り出すことに努力しています」と強調した。


韓流スターイ・ミンホ。イ・ミンホは俳優でもスターでも、責任を果たすべく努力すると述べた。|イ・セロム記者


演技することが好きで俳優になったイ・ミンホ。俳優という職業は、いつのまにか彼に“韓流スター”というタイトルを抱かせた。そして“俳優” “ 韓流スター”の二つのタイトルの重さをよく知っているイ・ミンホは、すべての責任を果たそうとこれからも走り続ける。


THE FACT|ソン・ジヨン記者


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