俳優イ・ビョンホンを脅迫したガールズグループGLAM 所属の新人アイドルのダヒと女性モデルのイ氏が逮捕された。|ペ・ジョンハン記者 |
俳優イ・ビョンホン(44)が、私生活が盗撮された動画で女性二人に脅迫された。
二人の女性はイ・ビョンホンに撮影した映像を公開すると言いながら、50億を要求した。イ・ビョンホンは警察に通報し、二人は逮捕された。事件の「表」だけを見てみると、イ・ビョンホンは被害者で、二人の女性は彼を脅迫した加害者。しかし、事件の「裏」側を見てみると、後味の悪い部分が少なくない。警察の調査がすべて終わると明白になるのだが、イ・ビョンホンも捜査が終結するまで、今回の事案に100%堂々することはできないようだ。
優れた演技力と秀麗な容貌の“ワールドスター” イ・ビョンホン。今まで頻繁にトラブルに巻き込まれた彼は今回の事件でも被害者の立場だが、多くの疑問を残しているからだ。
イ・ビョンホンを脅迫した疑いで警察に逮捕されたGLAM 所属のダヒと女性モデルのイ氏。|KBS |
イ・ビョンホンがGLAM 所属のダヒ(21、実名:キム・ダヒ)と女性モデルのイ氏(25)から脅迫されて警察に捜査を要求したという事実が知られたのは、今月の1日だった。捜査を担当しているソウル江南(カンナム)警察署によると、二人の女性は、携帯電話でイ・ビョンホンと一緒にいる場面をこっそり撮影し、これを口実に彼にお金を要求した。
事件は一瞬のうちに大きな話題を呼んだ。しかし、これは終わりではなかった。二人が警察に逮捕された後、さらに衝撃的な事実が報道されたのだ。二人の女性は、自分たちが撮影した動画はイ・ビョンホンが露骨的に下ネタを話す場面であり、彼とエッチな話を交わした場所は他でもないイ・ビョンホンの自宅だと言った。クラブ社長の紹介で一緒に酒を飲む機会ができて、密かにイ・ビョンホンとの会話を撮影したという。
去る2日、韓国のある媒体はイ・ビョンホンと二人の女性が交わした会話の内容の一部を入手したとしてその内容を公開した。同媒体の報道によると、イ・ビョンホンは二人の女性に「初体験はいつ?」「男のどこを見ると興奮するのか?」などの質問を渡した。
これを受けたイ・ビョンホンの所属事務所BHエンターテイメントはすぐに「その報道は事実ではない」と否定した。所属事務所の関係者は「放送された内容は事実ではない。イ・ビョンホンと二人の女性は、知人の紹介で江南にあるイタリアンレストランで会っただけ。また、イ・ビョンホンはすぐにその席を離れた」と語った。
続いて「警察が二人の女性の携帯電話を押収した結果、特別な資料(動画)は発見できなかった」とし、「彼女たちは、犯行後の逃走のためにヨーロッパ旅行券を事前に購入するなど、緻密な犯行計画を立てた。明白な計画犯罪だ」と付け加えた。警察は、動画の中の人物がイ・ビョンホンであるのかを確認中だという。
もちろんイ・ビョンホンは今回の事件で明らかに被害者だ。二人の女性に大金を要求されながら脅迫されたからだ。そして所属事務所が主張したように、彼が二人の女性と向き合ったのがイタリアンレストランでわずかな時間だったら、もっと悔しいはずだ。
イ・ビョンホンの所属事務所は二人の女性との出会いが江南某所のレストランでわずかの間だったと主張した。|チェ・ジンソク記者 |
しかし、おかしい点がある。所属事務所の主張が事実なら、イ・ビョンホンは食事の席で二人の女性に会ったが、下品な下ネタは発していない。しかし、二人の女性は、短い出会いで巨大な犯罪を計画し、犯罪後に欧州への逃走まで準備した。つまり、ありもしない猥談動画を口実にイ・ビョンホンに50億を要求したことになる。逮捕されたダヒは警察の取り調べで「ワールドスターなので、50億ウォンを要求した」と明らかにしたという。しかし、まだ動画の有無とその内容は正確に明らかになったていない状況。
ダヒとイ氏がイ・ビョンホンを脅迫したことは明白な犯罪だ。しかし、二人の女性の無謀な犯罪は、本当に何の根拠もないのに行った行動なのかはすべての捜査が終わるまで待つしかない。
イ・ビョンホンは所属事務所のホームページを通じて今の心境を語った。|BHエンターテイメント公式ホームページ |
イ・ビョンホンは5日、所属事務所の公式フェイスブックに手書きで自分の心境を込めた文を載せた。彼は「すべては人徳が足りない私の軽率さから始まったことです。深い後悔と反省の時間を過ごしており、多くの方々の愛を受けた俳優として大きな責任感を痛切に感じています」と頭を下げた。続いて「私に与えられたことに最善を尽くして生きるよう努力します」と付き加えた。
イ・ビョンホンは去る2003年から絶え間なくあらゆるルーマーに悩まされてきた。“トップスター”には根拠のない噂がいつも付きまとうものだが、彼に関する噂はいつも女性問題と顔を赤らめる性的な話しばかりだ。裁判沙汰に至ったこともあったが、決して後味が良いとは言えない過程だった。
“時には火のない所にも煙は立つ”とよく言われるが、なぜイ・ビョンホンにはいつも煙が立つのだろうか。イ・ビョンホンが残した手紙の約束のように、今後彼の慎重な行動を期待する。
THE FACT|ソン・ジヨン記者