[REPORT] JYJが作った蚕室の夜はレッドオーシャン!「かけがえのないこの瞬間、私たちは感謝する」会いたかった、いつも!
入力 : 2014-08-11 16:01:09 / 修正 : 2014-08-11 16:01:09

 

2ndフルアルバム「JUST US」を発表したJYJの単独コンサート「THE RETURN OF THE KING」が、ソウル・蚕室メインスタジアムで9日、開かれた。|ムン・ビョンヒ記者

 

「보고싶었어, 언제나(会いたかった、いつも)」


蚕室(チャムシル)メインスタジアムが火の海に?グループのJYJ(ジェジュン、ユチョン、ジュンス)が静かな夏の夜を真っ赤に染めたからだ。3年ぶりに完全体となったJYJが、3万人に及ぶファンらをメインスタジアムに招待して、豊富な“聴きもの”をお届けした。涼しい風、良い音楽、幻想的な3人の男によるパフォーマンスが加わると、これ以上の“甘い週末”はこれまでなかった。


9日の夜8時、ソウル・蚕室メインスタジアムで「JYJ Asia Tour in Seoul【THE RETURN OF THE KING】」が盛大な幕を開けた。スタジアムを埋め尽くした3万人のファンらは、公演直前流れるイントロ映像に映るJYJの姿をみながら、熱い歓声を送った。そして2011年以来、久々となるソウル公演を果たすJYJは、長い時間を待たせただけにそのうっぷんを情熱的に吐いた。

 

4年ぶりに開催されたJYJのコンサートに、ファンらはペンライトでレッドオーシャンを演出しながら歓声した。|ムン・ビョンヒ記者

 

JYJの色は情熱のレッド。ファンらは赤いペンライトを振りながら3人を熱烈に迎えた。
圧巻の風景だった。ステージの上に立ったJYJとファンらは赤い灯りとともに一つとなり、ファンの歓声で力が湧いてくるJYJは、まず『Creation』『Be the One』『Babo Boy』の3曲でオープニングを飾った。


会場の熱気が一気に盛り上がっている中、あいさつのためにマイクを握ったジュンスは「みなさん、今日は涼しいですね?野外公演するに本当良い天気です。3~4年前の公演の時はあまりにも寒くてマイクを握ることも大変でしたが、今日は本当に嬉しいです」と笑顔をみせた。これにジェジュンも「今日はよく風が吹いていて、涼しくて気持ちいいです」と満足した。


続いてJYJは、新譜のバラードナンバー『Dad, You There?』『Let me see』『So So』、そして『IN HEAVEN』を熱唱しながら心をうっとりさせるハーモニーを演出した。また『チャジャッタ(見つけた)』『Be My Girl』『VALENTINE』などのステージでは、息ピッタリな群舞と軽い振り付けを適切に交えたセンスをみせた。
『LETTING GO』『BACK SEAT』のステージは女性パフォーマーらと呼吸しながら絶頂の官能美を大放出した。おかげで会場のボルテージは最高潮に達した。

 

JYJのコンサート風景。|ムン・ビョンヒ記者

 

個別活動も精力的にやってきたJYJは、その多彩多能を公演でも生かしてそれぞれのソロステージも用意した。ジェジュンは『DEAR J』『Butterfly』『MINE』を熱唱し、ファンを魅了した。この時はJYJのジェジュンではなく、ロッカーのキム・ジェジュンに成りきって熱気を加えた。暑かったようでジャケットを抜いた瞬間は、もっとも大きな悲鳴をあげるファン。彼はファンサービスが分かる男だ。


ジュンスは『7 year old』『Tarantallegr』『Turn It Up』『Incredible』など新譜の収録曲と自身のソロ曲を持ち前の歌唱力で熱唱し、自分の才能を存分に生かしながらファンを熱狂させた。パワフルなダンスとボーカルが彼の赤髪と調和され、公演場はさらに真っ赤に染められた。


俳優として存在感を確実にしているユチョン。この日はJYJのメンバーであり、アーティストとして完ぺきに帰還した。『30』『彼女と春を歩く』『I Love You』などを甘い歌声と中低音のラップで披露する彼のソロステージに、女心は溶け込んでいった。ユチョンは「僕らJYJを忘れないで来てくださって本当にありがとうございます!」というあいさつも忘れなかった。

 

地上波放送への出演制裁を受けているJYJ。しかしこの日の公演は何より楽しかった。|ムン・ビョンヒ記者

 

JYJは2階、3階席にいるファンらを近くてみるためにムービングステージで移動した。3人はファンにプレゼントを入れた祝砲を打ちながら楽しいひと時を満喫。そんなメンバーらにファンたちは起立して熱く歓迎した。まるで3万席すべてがスタンディング席であるかのように、みんなは熱く盛り上がり、ファンは「보고 싶었어 언제나(会いたかった いつも)」と書かれたプラカードを一斉にみせるサプライズを演出した。


デビュー10年を迎えたJYJは、韓国はもちろんアジア、南米など世界を魅了している。おかげで余裕にあふれた。ファンの前では私語を語ったり、ジュンスをからかうために「パク・ユチョン、ファイティング!キム・ジェジュン、ファイティング!」だけ叫んでは出ていこうとする意地悪な場面もみられた。そして自分たちの力作である“ペンザル(韓国の頭痛薬名)のCM”を再現する自爆ギャグも披露してお茶目なところをみせる一方、男たちの友情を誇示しながら見守ってくれるファンへの感謝を伝えた。

 

ソウル公演を成功的に終えたJYJは、アジア8都市でツアーを展開していく。|ムン・ビョンヒ記者

 

アンコール曲の『Empty』『Get Out』『Fallen Leaves』まで、JYJのコンサートはいつの間にか2時間半を超えて、真夏の夜の忘れられない思い出となった。ファンは最後まで席を守りながらメンバーらと一緒にした。JYJは「今日の公演はJYJツアーの始まりとなった大切な日です。みなさんと一緒にできて本当に嬉しかったです。今日もらったエネルギーでアジア全域を力強く廻ってきます!」と拳をぎゅっと握った。


2010年結成以来、JYJは地上波音楽番組に出られない制裁を受けている。JYJにとってコンサートは、ファンらと疎通できる唯一な場所でもある。そしてメンバーたちは、「僕らは公演場でみなさんに会うことがもっと“特別”です」と笑顔をみせた。
この日のコンサートを皮切りにアジア8都市でのツアーに乗り出すJYJ。ファンとともにしたこの日の思い出は、ものすごく「特別」だった。


THE FACT|パク・ソヨン記者
 

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