2NE1のBOMの麻薬密輸容疑に対する新しい主張が出てきた。|ペ・ジョンハン記者 |
ガールズグループ2NE1のメンバー・BOM(30)が麻薬スキャンダルに巻き込まれたなか、彼女の立件猶予処分に検察のトップラインが介入したという主張が出た。
8日、韓国の<世界日報>は、「2010年、アンフェタミンを密輸したBOMに立件猶予と決定された理由には、当時の主任検事による単独判断ではなく、検察“トップライン”からの裁可を受けて行われた処分と確認された」と報道した。
このメディアによると、事件を担当した仁川地方検察庁は、一般的な事件の専決権は主任検事と部長検事を通して次長検事に与えている。規定によりBOMの事件は、当時の次長検事として在職していたキム・スチャン現済州地検長の専決で処理した。しかし<世界日報>は、BOMの場合、麻薬という重大な事件であるだけに、次長検事よりも「トップライン」が決定的な影響力を及ぼしただろうと指摘した。
次長検事ではなく、当時キム・ハグィ仁川地検長に事件が報告されたことで、これは「社会の注目を集めるほどの重大な事件は、管轄地検長が検察総長と法務部長官に同時報告する」という検察報告事務規則第2条と3条の規定があるため、報告は「トップライン」にまで上がった可能性が高いという。もしキム・ハグィ仁川地検長が、キム・ジュンギュ検察総長とイ・クィナム法務部長官にBOMの事件を報告して立件猶予措置が下されたならば、これは検察最高位幹部まで介入した未曽有の事件となる。
これをある検察関係者は、「正常的な報告ラインを経ててBOMの事件が処理されたなら、検察の最高位幹部らが起訴猶予という処分に少なくとも黙示的に同意したという意味になる」と述べている。
BOMは2010年10月12日、国際郵便を利用して麻薬類の一種であるアンフェタミン82錠を密輸するところで税関に摘発された。当時BOMは、検察捜査官に犯行一切を自白したが、事件は異例的にも立件猶予と処分され、“芸能人に対する甘い捜査”と議論の中心に立っている。
THE FACT|パク・ソヨン記者