23日、韓国の国土交通部は先月、航空会社の乗客が昨年の同じ期間に比べて、航空旅客と航空貨物がそれぞれ9%と3.5%の増加率を記録したと明らかにした。|スポーツソウルドットコムDB |
[スポーツソウルドットコム|ソ・ジェグン記者] 韓国を訪問する外国人が急増している。中国で起きている韓国ドラマの大人気で、韓国を訪問する中国人観光客が急増したのが、その背景になっている。
23日、国土交通部は,先月の航空旅客と航空貨物が前年同期比でそれぞれ9%、3.5%の増加率を記録したと明らかにした。国土交通部の発表によると、5月に航空を利用した全体の乗客数は648万人。これは、歴代5月の記録中に最大実績だ。
国際線旅客の場合、先月の連休による海外旅行の増加と、夏季運航スケジュールの適用に伴う航空会社の運航便拡大などに支えられ、前年比で15.6%が上昇した。特に、「星から来たあなた」、「3デイズ」、「君たちは包囲された」などの韓国ドラマが中国で大ブレイクし、中国人の訪韓需要が急増したことが旅客数の増加につながった。
航空会社別の割合を見ると、国内航空会社が全体の10.2%、国外航空会社が25.9%増加した。市場シェアは大韓航空とアシアナ航空などの大手航空会社が62.2%、格安航空社(LCC)が11.1%を記録した。
その一方、国内線の旅客は、300人以上の犠牲者を出した旅客船セウォル号沈没事故に伴う国家的な追慕雰囲気などの影響で、団体旅行予約が大挙キャンセルされるなど、内陸路線の乗客が減少し、前年同期比で3.3%が減少した。
航空貨物は、航空会社の貨物機運航の拡大と輸出入の好調に伴う貨物需要の増加で、昨年同期より3.5%成長した30万tを記録した。国際貨物の場合、貨物機の運航便拡大とLTEフォンの輸出好調などに支えられ、前年同期比3.4%増の27万8000tを記録。国内貨物も2万tを記録し、5.5%の増加率を見せた。
国土交通部の関係者は「中国の直行便の拡大、周辺国との競争激化、為替レートの変動性の拡大など、不確実な変数に基づく潜在的なリスクも常に存在するが、韓流の影響による中国人の訪韓需要の拡大などで、成長は続く見込み」と分析した。