ケリとジョンイン、チョン・ジュニョンとユンナ、Fly To The Sky(上から時計方向)が力を合わせて発表した新曲が、大衆から良い反応を得ている。|Leessangカンパニー、H2エンター、CJ E&M |
[スポーツソウルドットコム|オ・セフン記者] 最近韓国歌謡界では、“別々に”活動した歌手たちが意気投合して、“一緒に”活動する現象が流行のように起きている。「一人よりは二人がよい」という言葉のように、歌手たちは自分に足りない部分をカバーしてくれる仲間と手を握って、新たな飛躍を試みている。 歌手たちはこのようなコラボを通じて、自分の得意な音楽をさらに深くしたり、やったことのないジャンルに挑戦したりして、歌手としてのスペクトルを広げる。また、やや残念だった音源成績と停滞した人気に逆転を図る戦略としても活用している。
5月末現在、韓国の主要音源チャートには、ケリとジョンイン、チョン・ジュニョンとユンナ、Fly To The Skyなど“一人より二人だから輝くチーム"が多く見られる。一人ではできなかった大衆的な成功を“二人”で成し遂げたのだ。
長年の友人であるLeessangのケリとジョンインは、去る27日に発表した新曲「人の匂い」で、殆んどの音源チャートを席巻している。二人は“別にまた一緒に”する活動で、お互いを大切な存在として認知している。ケリはバラエティ番組での活動で築いてきた親近感を、ジョンインは素晴らしい音楽性を持つボーカルというイメージを持ち、音楽ファンのニーズを確実に満たしているのだ。
最近歌謡界では「親交」や「Win-Win」戦略を繰り広げる歌手たちの動きが目立っている。|NAPエンター、スターシップエンター、KAMA |
同い年のチョン・ジュニョンとユンナは29日、デジタルシングル『Just the way you are』を公開した。二人は去る2012年Mnet「SUPER STAR K4」で初めて出会い、親交を積んできた以来、ロック・ミュージックという共通分母で歌謡界を代表する親友に発展することになった。チョン・ジュニョンとユンナの出会いは、二人の持つ歌唱力を最大化させる組み合いだと評価されている。二人の『Just The Way You Are』は、他人に比べて自分が少し違ったり足りないと思う人のため、「夢」「希望」「一緒に」を歌っている。
Fly To The Skyも20日、5年間のソロ活動を終えて再びデュオでスタートした。彼らは9thフルアルバム「CONTINUUM」を発売して、第2の全盛期を迎えた。二人は“別居した後にまた再会”したチームの長所として、「自分自身の最高の能力を、二人で一緒にいるときにも発揮すること」を挙げた。離れていた時間は、前よりも良いチームワークを発揮する役目になっているという意味だろう。
実際に2人は今回の再会を通じて、音源成績と再跳躍という二兎をつかむことに成功した。新曲『You You You』は公開直後、国内の主要音源チャートを席巻したし、一日に何度も変わる音源チャートで1週間も1位の座を守る気炎を吐いた。
そのほかにもgod、チョンギゴとBeenzino、HIGH4とIUなどが音源チャートを占領し、音楽ファンに強い印象を与えている。彼らは厳しい音楽市場で、コラボと助け合いという経済的な方法を適材適所に使用して、“WIN WIN”戦略を広げている。このような歌謡界の流れは当分持続すると思われる。
ある音楽プロダクションの代表は「急変する歌謡市場や新しいコンテンツの不足など、歌謡界が直面している様々な限界を克服するための歌手と所属事務所の努力の一環として、このようなコラボレーションが行われると思う。このようなコラボを介してのさまざまな音楽的試みが、大衆の耳を満足させている」と述べた。