映画「群盗:民乱の時代」で劇中人物チョ・ユンに扮した俳優カン・ドンウォンのスチールカットが公開された。|提供:SHOWBOX/MEDIAPLEX |
[スポーツソウルドットコム|キム・ギョンミンインターン記者] 俳優カン・ドンウォン(33)が美しい悪人に変身して、4年ぶりにスクリーンへ復帰する。
映画「群盗:民乱の時代」(以下、群盗)の配給会社SHOWBOX/MEDIAPLEXは22日、劇中群盗の主敵であり“民の敵”と呼ばれるチョ・ユン(カン・ドンウォン)のスチールカットを公開した。
スチールには、チョ・ユンが正面を鋭くにらみつけながら刀を構えており、悪人のカリスマを発散している。
カン・ドンウォンが演じるチョ・ユンは、朝鮮時代の後期、全羅道・観察使を務めた貪官汚吏の代名詞であり、大富豪でもあるチョ大監の庶子。自分を認めてもらえないことで父に対する恨みが強く、そのため父親よりも極悪非道な手口で良民たちを収奪、“地の鬼”と呼ばれながら三南地方の最高富豪として成長する人物だ。
関係者によると、カン・ドンウォンは深い感情演技から1対1アクションを含め、一人で群盗たちと戦う高難度アクションまでこなしたという。特にチョ・ユンの柔軟で優雅な剣術をみせるために、長剣を特注で製作した。
「群盗」のユン・ジョンビン監督は、カン・ドンウォンを抜擢した理由について「彼だけが持っている独特なオーラがいいと思った。冷たくて美しい、また神秘的にも見えるドンウォンさんのイメージが、チョ・ユンに溶け込んだらと考えた」と述べつつ「チョ・ユンという人物に、世の中に存在する悪人キャラクターが持つすてきな部分を、すべて入れるつもりだ」と期待を寄せた。
映画「群盗」は、朝鮮後期、貪官汚吏たちが支配する闇のような時代を、痛快に覆す義賊らの物語を描いた作品。カン・ドンウォンの他にダブル主演として実力派俳優のハ・ジョンウが群盜の頭であるドルムチ役を演じる。
12年の大ヒット映画「犯罪との戦争:悪い奴らの全盛時代」のユン・ジョンビン監督による2年ぶりの復帰作だ。7月23日韓国にて公開。