チャン・グンソク(左)とソ・ジソブのファンたちがセウォル号事故の救援活動に乗り出している。|ペ・ジョンハン記者、キム・スルギインターン記者 |
[スポーツソウルドットコム|パク・ソヨン記者] 「無事生還をお祈りします」
セウォル号沈没事故が起きてからもう8日目。生存者の救助ニュースより死亡者の遺体発見などの悲報が続いている中、スターはもちろん彼らのファンが立ち上がって善行を実践している。生活必需品など、安否不明者の家族のための救援物資を珍島(チント)事故現場に送ったり、力を合わせて少しずつ集めたお金を寄付したりして、救助活動をサポートしているのだ。
チャン・グンソクのファンクラブは事故発生直後に救援活動の意志を示した。18日には、「セウォル号の事故現場近くにあるスーパーに送金した内容をファンカフェ(ファン達が運営するサイト)に掲載しました。そのスーパーは事故現場と直接連絡を取りながら、必要な物品を配達していると伝えました」と発表した。
ソ・ジソブのファンたちも一肌抜いて救援活動に乗り出した。ファンクラブ<永遠にソ・ジソブだけ愛するよ>側は22日、「ファンクラブの家族の方々の意見を集めて、“セウォル号無事帰還祈願募金運動”を始めます。セウォル号乗客の方々の無事帰還をお祈りする、希望を集めてください」と募金活動を行っている。
B1A4、SUPER JUNIOR、ZE:A、シウミン(左上から時計回りに)のファンたちがセウォル号の犠牲者と生存者の家族のために善行を繰り広げている。|ペ・ジョンハン、ナム・ユンホ、キム・スルギ記者 |
アイドルのファンも負けない。ZE:Aのファンクラブは去る20日、セウォル号の遺族と現場救助隊員たちのために集めた救援物資を珍島の役所に伝達した。「ZE:Aのファン」という名前で送った救援物資は、歯磨きやタオル、マスクなどで、現場の人々に大きく役に立つものだ。
EXOのファンは 「寒さで震える手に暖かいコーヒーでも差し上げたい気持ちで、シウミンの名前で救援物資を送った」と、インスタント・コーヒー600個、ホットパック120個、ビタミン・キャンディー2000個などの提供を明らかにした。
SUPER JUNIORのファンたちも「エルフ(SUPER JUNIORのファンクラブ)セウォル号救援物資募金」という口座を作り、「18日から同口座でセウォル号救援物資募金を集めています。該当する物品は、“SUPER JUNIORのファンクラブ エルフ”の名で送られます」という文をTwitterに掲載した。
FTISLANDのファンたちも温かい哀悼の意を表した。メンバーたちのファンクラブであるNCイ・ジェジン、ホン・スタードットコム(イ・ホンギのファンクラブ)、STYLE(チェ・ジョンフンの公式ファンクラブ)、BABYLOVE(チェ・ミンファンのファンページ)などは、直接集めた寄付金100万ウォンと救援物資のTシャツ150枚などを21日、被害者の家族がいる珍島体育館に送った。
スターの名前をかかげて救援物資や募金額などを提供する人々が多数だが、これを隠して静かに善行を実践するファンもいる。B1A4の関係者は22日、<スポーツソウルドットコム>に「B1A4一部のファンたちは、メンバーたちの名前で救援物資を送ることより、一人で寄付を行っている」と明らかにした。
他には、東方神起とJYJファンクラブが力を合わせて、タオルを制作して珍島に送った。IUのファンたちも靴下、お茶、カップラーメンなどをIUの名前で伝達し、B.A.P、VIXX、INFINITEなどのファンクラブも一緒に参加した。
一方、16日午前8時55分頃、韓国南部・珍島近くの海上で仁川を出発して済州島に向かっていた旅客船セウォル号が沈没した。同船には安山(アンサン)檀園(タンウォン)高校2年生の生徒たちと教師など476人が乗っていたことが明らかになった。23日午後1時基準で、150人が死亡し174人が救助され、152人がまだ安否不明になっている。同事故で韓国には衝撃が走り、地上波とケーブルなど多くの放送では既存の編成を代替してニュース速報が続いている。