セウォル号の前機関士らが「いつも船がたくさん傾いて、気まずかった」と暴露した。 |
[スポーツソウルドットコム|パク・ソヨン記者] セウォル号の前機関士らが「いつも船がたくさん傾いて、気まずかった」と暴露した。
21日午後9時に放送された韓国の媒体<JTBC>の「ニュース9」は、「半年の間にセウォル号の機関部乗組員7人のうち、5人がやめた。その理由として船員らが“気まずかった”と答えた。普段にも機関室に居ると、船が傾いているのが感じられるほどだという」と報道した。
セウォル号の前機関士のA氏は、「他の船は1〜2度傾いても認知できなかったのに、セウォル号は少し方向転換したことでも機関室から(その激しい傾きが)感じられるほどだった」と当時を振り返った。機関士B氏は、「セウォル号では、長く働こうとしても気まずい思いがした。航海する際に船がどんどん傾いていた。10度も傾いたこともある」とインタビューで語った。
また、セウォル号の前機関士は、「セウォル号側は、積載した貨物の結束をきちんとしていなかった。形式的な結束にとどまっていた。結束するための用具はコストがかかる。(そのため)会社側に申請しても許可がなかなか出ない。だから貨物の結束がしっかりとされていなかったので、船が激しく揺れたのだ」と批判した。
一方、事故発生から7日目の22日午前9時36分現在まで、乗客476人のうちに救助174人、死亡104人が確認された。行方不明者は198人だ。