建設現場の労働者は2~3万円の追加手当を稼ぐために、クリスマスイブも休む暇なく働いている。|ソン・ヒョングンインターン記者

 

[スポーツソウルドットコム|ソン・ヒョングンインターン記者] 街はすっかりとクリスマス気分だが、短期間で追加手当や大金を稼ぐことができる日雇いとアルバイトらには、いつもと変わらない「働く日」でしかない。


24日、キャロルが響くクリスマスイブに、京畿道(キョンギ・ド)白石洞(ペクソク・ドン)にあるオフィステルの新築現場を訪れた。近くの路上では、あちこちにクリスマスを記念する垂れ幕が見えて、クリスマスの雰囲気に浮かれた人々が、三々五々集まって笑顔を浮かべた。しかし、賑やかな周辺とは異なって、5人の作業服を着た作業員は、建設現場のあちこちを歩き回って設備を点検した。
ここの労働者らは、生活のためにクリスマスも働いている。ある日雇い労働者は、「休日まで働きたがる人はいない。しかし、クリスマスにでも仕事しなければ家計が立てない。2~3万ウォンの追加手当ももらえるから、働くしかない」と述べた。

建設日雇い労働者の一日の日当は、掃除、床打撃、資材の整理が8~10万ウォン、専門技術が必要な組積が最大20万ウォン。休日に働いた場合、事業所から2~3万ウォン以上の追加手当が与えられる場合もよくあるため、求職が困難な日雇い労働者には見逃せない機会だ。
路地を出ると、別の建設現場が見えた。商店街の改造工事が真っ最中なここでも、日雇い労働者らが見られた。現場の労働者は「仕事がないから、建設現場があればいかなければならない。冬には現場自体がないし、建設景気の低迷まで加えて、以前より仕事は半分に減った」と説明した。


大韓建設人協会の資料によると、全国の建設現場では昨年比25~30%以上が急減した。このため、建設日雇い労働者が月に働ける日は、最大20日を越えることが難しい。2010年までに建設ブームで、平均20~25日を働ける時があったが、今の労働日数はその半分に減った。最終的には、生活のためには休日にも働くしかない状況であるわけだ。

 

明洞にあるパン屋では、クリスマスと年末年始のみ働く短期アルバイトの人が多く見られた。

 

クリスマスに働く人は、建設現場の日雇い労働者だけではない。25日に訪れた明洞(ミョンドン)の屋台では、サンタ衣装を着て働いている人が多く見られた。これらのうちの多くは、短期アルバイト臨時・日雇い。
短期間に生活費を稼ぐために、休日も忘れたまま働くアルバイトらが多かった。路上で化粧品のプロモーションをする女性アルバイトは、「先週から働いている。年末には、短期アルバイト先がたくさん出てくるので、この時を狙って働く。通常10日を働くと50万ウォンももらえるから、休日なしで働いている」と述べた。


クリスマスと年末年始には、デパートやパン屋などがもっとも繁盛する時期なため、あえて短期アルバイトを募集している。これらは通常、クリスマス前後10日ほどを働き、日当で業務に応じて、サンタ服を着てイベントを通えば5~6万ウォン、玩具販売業務だと7~8万ウォンが与えられる。他に、コンビニエンスストアやネットカフェでも短期アルバイトを雇っているが、時給は通常8000千ウォンで、通常の約1.5倍以上である。
クリスマスに働くアルバイトの殆どは生計型アルバイト。近くのパン屋で働くある店員は、「年末に2週間だけ働いている。就職が決まらないから、生活のために働いている。普段は日当5万ウォンのバイトが、年末にはそれに2~3万ウォン以上が付くので、頑張って働く」と述べた。


一方、求人ポータルサイトであるアルバモンが6月、10~50代のアルバイト約1000人を対象に調査した統計によると、67.9%が「生活のためにアルバイトしている」と回答した。

 

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