義理の娘に塩を混ぜたご飯を食べさせ、塩中毒で死亡させた継母に懲役10年が言い渡された。

 

[スポーツソウルドットコム|eニュースチーム] 義理の娘に塩を混ぜたご飯を食べさせ、塩中毒で死亡させた継母に懲役10年が言い渡された。


21日、ソウル高等裁判所刑事2部(キム・ドンオ部長判事)は、虐待致死の疑いで起訴された“塩ご飯の継母”ヤン(51、女)氏に、1審と同じの懲役10年を宣告した。
裁判所は、「被告人が長期間にわたって子供の被害者を虐待しており、信じられないほど罪質が悪い」と判決理由を説明した。
しかし、裁判所は、“塩ご飯”での虐待や被害者の死に十分な因果関係が証明されなかったとし、虐待致死ではなく、虐待のみに有罪を認めた。


ヤン氏は、2008年に再婚した夫チョン氏(42)の娘に昨年7月と8月にかけて、週に2~3回にスプーン三つ分の塩を入れた“塩ご飯”を作って強引に食べさせた。これを食べた娘が吐くと、嘔吐物まで食べさせたという。また、ヤン氏は、子供の被害者が塩ご飯をひそかに捨てると、暴行しながら生ゴミや人糞などを無理やりに食べさせた。


当時10歳だった被害者は、最終的に塩中毒による電解質異常で死亡した。ヤン氏は法廷で、「娘の食習慣を直すためにご飯に塩を入れた」と潔白を主張した。
1審では、「ヤン氏の虐待は、正常な人であれば想像もできない悪質。その過程で被害者が感じた精神的、肉体的苦痛は言葉で表現できないほどの酷いもの」と懲役10年を言い渡した。2審も、1審と同じ判決を下したが、“塩ご飯の継母”に向けた韓国ネット民の憤りは簡単に収まらない状況だ。


ネット民は、「わずか10年?!話にならない。塩ご飯を食わせて殺したんだろう」、「なぜ税金でこんな人間に温かいご飯を食べさせるなのか、同じくウンコや嘔吐物を与えばいい」、「法がもっと厳しくなってほしい」など怒りの声をあげた。

 

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