先日5日、李孟熙(イ・メンヒ、82、元第一肥料会長)氏が、李健煕(イ・コンヒ、72)サムスングループ会長(右の写真)を相手に起こした株式引渡しなどの請求訴訟・控訴審の3次弁論で、裁判を主宰するユン・ジュン部長判事が両側の代理人に和解の意思を尋ねたが、両側はどんな返答もしなかった。|スポーツソウルドットコムDB

 

[スポーツソウルドットコム|ファン・ジュンソン記者] サムスン家の相続訴訟を主宰するソウル高等法院・民事14部のユン・ジュン部長判事は、李孟熙(イ・メンヒ、82、元第一肥料会長)側と、李健煕(イ・コンヒ、72)サムスングループ会長側に、和解の意思を改めて尋ねたが、両側はどんな返答もしなかった。


李孟熙氏が李健煕会長に対して起こした株式引渡しなどの請求訴訟・控訴審の第3次弁論が先日5日午後2時、ソウル高等法院の民事14部審理で行われた。
裁判の終盤、ユン部長判事は両側の弁護人に「和解するよう説得はしてみたのか?」と尋ねたが、弁護人らはぎこちない笑みを浮かべただけで、返答をさけた。
ユン部長判事は「裁判は続けていくが、家族間のことは家族内で解決するよう、努力していただきたい」と両側に属した。


今年8月27日の控訴審第1次弁論でも、ユン部長判事は両側に和解を勧告したことがある。今回の控訴審でユン部長判事は、「国民から大きな期待を受ける被告と原告は、相続財産の争いで国民たちを失望させた」としながら「両側が円満に和解できるように、法定代理人らには努力していただきたい」と述べた。
こうした裁判部の和解勧告にも両側の代理人らが返答を回避したことに、財界では「その無言自体が、現在両側が示す立場である」と、和解の余地がないことを推測した。
実際李氏と李会長は、一審が始まる前の去年4月から感情の溝が深まっている状態だ。

李氏は去年4月23日、報道資料を通じて「李会長は現在まで、兄弟間の不和だけ加重させており、常に自分の欲だけ張ってきた。一銭も渡さないという貪欲がこんな訴訟を招いたのである」と明かし、李会長側も翌日、異例的に自から「長男とはいえ、父(李秉喆、サムスングループの創業者)を刑務所に入れるつもりで、朴正煕元大統領に投書まで送った人だ。彼は家門から退出されている。父も彼は自分の子じゃないと言っていた」と批判した。

 

 

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