「主君の太陽」が3日放送を最後に幕を閉じた中、人気の秘訣としてネタ、ストーリー、演技の調和が挙げられている。|SBS 「主君の太陽」

 

[スポーツソウルドットコム|イ・ゴンヒ記者] ソ・ジソブのドラマ「主君の太陽」が3日の放送分を最後に終了した。8月7日に初放送された以後、一度も同じ時間帯視聴率1位を逃さなかった前作「君の声が聞こえる」に続いて興行に成功した。


「主君の太陽」の人気秘訣はまず、ロマンチックコメディーとホラーが結合した新しいジャンルが挙げられる。女主人公コン・ヒョジンとお金ですべてを判断する“唯我独尊”の男主人公ソ・ジソブが出会ってから繰り広げられる物語は、他のロマンチックコメディー作品と変わらない。しかし、「主君の太陽」は、女主人公が幽霊を見ることができるという設定を入れた。

 

「主君の太陽」に登場した幽霊は、ロマンチックコメディとホラーの組み合わせ効果を最大限に引き上げるに力を加えた。|SBS「主君の太陽」

 

ロマンチックコメディとホラーは、適切なバンランスを維持し視聴者たちの目を引いた。コンピュータグラフィックスと特殊メイクを用いて作られた鬼たちは、放送が始まった8月が夏だったことをしっかりと利用した。ドラマでの幽霊は、背筋が寒くなる納涼劇の雰囲気を作ったり、笑いのネタで使用された。ドラマの流れで適材適所に配置されて放送序盤から劇の面白みを増した。


ロマンチックコメディジャンルの大物作家であるホン姉妹(ホン・ジョンウン、ミラン)のストーリーも人気の秘訣だ。「ファンタスティック・カップル」、「快傑春香」、「僕の彼女は九尾狐」、「最高の愛〜恋はドゥグンドゥグン〜」などロマンチックコメディー作品の“大ヒット”を続けているホン姉妹は、「主君の太陽」でもその名声にふさわしい物語を見せてくれた。


ホン姉妹は、男女主人公の愛の物語だけでなく、あちこちにサスペンスを配置してドラマの面白さを倍にした。簡単に予測できない完成度の高いストーリーは、これまでホン姉妹が指摘された“底力が足りない”という点をしっかり飛ばし、作品の完成度を高めた。

 

コン・ヒョジン(上)とソ・ジソブの演技力も作品の人気に大きな影響を与えた。|SBS「主君の太陽」

 

何よりも俳優たちの熱演が印象的な作品だった。久しぶりにロマンチックコメディーに出演したソ・ジソブは冷たい性格の財閥キャラクターを完璧に変身した。これまでは主に真剣で重い役柄を引き受けたソ・ジソブは、コメディー演技もできるということを今作で証明した。


ソ・ジソブとファンタスティックなチームワークを見せたコン・ヒョジンも、なぜ“ロマンチックコメディーの女王”というニックネームが付けたのかをもう一度証明した。すでに「最高の愛」で最高の演技を見せたコン・ヒョジンは、「主君の太陽」で幽霊を見る能力のせいで苦しい人生を生きているテ・ゴンシルを演技した。しかし、独特のラブリーなイメージはそのままで、「主君」ソ・ジソプの輝く「太陽」となった。


一方、「主君の太陽」の後続では、イ・ミンホ、パク・シネ、チェ・ジンヒョク、キム・ウビン、クリスタル、パク・ヒョンシクなどが出演する「王冠を被ろうとする者、その重さに耐えろ -相続者たち-」が9日から放送される予定だ。

 

 

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