女優ソン・イェジンが26日、ソウルのCGV狎鴎亭店で開かれた映画「共犯」の製作報告会に出席した。|ノ・シフン記者

 

[スポーツソウルドットコム|ソンジヨン記者] 「それを飲んだら恋人になる」
2004年、女優ソン・イェジンを“メロの女王”にさせた映画「私の頭の中の消しゴム(監督イ・ジェファン)」の中のチョン・ウソンのセリフだ。映画の中で、ソン・イェジンを誘惑するために酒を飲みながら吐いたチョン・ウソンの挑発的なセリフだった。しかし、ソン・イェジンは、これに負けず、よりセクシーに「飲まなければ?」というセリフを吐いた後、スローモーションで焼酎を飲む。このシーンを見た観客なら、いつになっても忘れられないほどの強力な魅力を感じたはずだ。

 

映画「私の頭の中の消しゴム」で俳優チョン・ウソンと息を合わせ、清純な魅力を誇った女優ソン・イェジン。|映画「私の頭の中の消しゴム」スチール写真

 

ソン・イェジン(31、実名ソン・オンジン)は、デビュー12年目の女優だ。それだけに多様な作品活動をしてきた。映画「クラシック(2003年)」と「私の頭の中の消しゴム(2004年)」では清純な魅力を誇り、「ナンパの定石(2005)」ではセクシー女性を、「妻が結婚した(2008年)」ではけしからない(?)人妻に変身した。昨年の「タワー」では災難映画に初挑戦状を出して、新しい演技変身を披露した。しかし、どのような役をしてもソン・イェジンに付きまとう修飾語は“可愛い”であった。


そんなソン・イェジンが映画「共犯」を通じてスリラーに挑戦した。「私を代表する作品が「共犯」になったら良いと思います」と明るく笑う女優ソン・イェジンの笑顔は、映画に対する期待をより大きくさせた。

 

女優ソン・イェジンが26日、ソウルのCGV狎鴎亭店で開かれた映画「共犯」の製作報告会に出席した。|ノ・シフン記者

 

26日午後、ソウル江南区(カンナム・グ)にあるCGVでソン・イェジンとキム・ガプス(56)主演の映画「共犯」の'製作報告会が開かれた。同日の席には主演俳優たちと監督が参加して映画全般に関する様々な話を交わした。
ソン・イェジンはこの日、肩が露出する黒のTシャツと白のミニスカートを着て登場した。膝まで覆う黒のブーツをマッチしたのが目を引いた。足首を覆うブーツを履いたにもかかわらず魅力的にすらりとしたソン・イェジンの美脚は、数多くのカメラフラッシュを浴びた。30代という年齢を忘れるほど瑞々しい容貌も変わらなかった。

26日午後、ソウル江南区(カンナム・グ)にあるCGVでソン・イェジンとキム・ガプス(56)主演の映画「共犯」の'製作報告会が開かれた。|ノ・シフン記者

 

ソン・イェジンは、独特の女性らしい声で映画を説明した。彼女は、「シナリオを読んで、気に入って出演を決めたが、いざ撮影に入ると、本当に大変だった」と打ち明けた。続いて、「劇的な感情を表現しなければならない場面が多くて、映画撮影期間中、すごくストレスを受けた。劇中の父、キム・ガプス先輩と嗚咽して対面する場面があったが、撮影が終わった後に脱力したこともある」と語り、現場にいた人々を驚かせた。

 

「共犯」でソン・イェジンが引き受けた役は、父のスンマン(キム・ガプス)を殺人犯だと疑う娘・ダウン。厳しい真実を追跡するキャラクターだ。それだけに感情的な演技が多かったのか、ソン・イェジンは撮影中の様々なエピソードを打ち明けることに夢中になった。

 

映画「共犯」で激情的な内面演技を披露したソン・イェジンとキム・ガプス。|映画「共犯」スチール写真

 

現場で見せた「共犯」のメイキングフィルムでソン・イェジンは、'獣'に近いほど泣き叫びながら苦しんだ。“きれいなキャラクター”ではなく、本能に頼って劇的な感情を表現する彼女の演技変身が印象的だった。映画「共犯」は来月に公開する。

 

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