「かくれんぼ」、「風邪」「ザ・テロ・ライブ」、「雪国列車」(左側の上から時計方向)が同時に興行成功。先月韓国映画観客数は2000万人に達した。|映画ポスター

 

[スポーツソウルドットコム|キム・ガヨン記者] 韓国の映画観客数が急増したのは最近数年のことだ。10年前の2004年(韓国の映画振興委員会映画館入場券統合ネットワーク基準)にも、観客数は3774万1433人に過ぎなかった。しかし10年が経った今、まだ09月だが、累積観客数は8684万5708人を記録している。まさに韓国映画市場のルネッサンス時代だ。

 
統計によると、2006年の全体累積観客数が9174万5620人で、観客数が急上昇したことが分かる。これはポン・ジュノ監督の「グエムル-漢江の怪物-」が一役を果たした結果だ。1000万の観客を動員し、韓国国内興行映画の記録2位に上がった「グエムル-漢江の怪物-」の影響で、その年の観客数は歴代最高だった。
しかし、翌年からは下り坂。映画市場が大きくなり製作映画数も非常に増えたが、観客の関心を集める映画は消え、観客数は徐々に低下した。2007年には7579万1003人、2008年には6204万7324人、2009年には7564万4847人を記録した。2010年には6884万3173人で、7000万人を割り込んだ。


観客数は、2011年から再び増加した。2〜3年間作った品質の高い映画が実り始めたからだ。2011年には8286万8189人で、8000万人をはるかに超えており、昨年にはついに累積観客1億1461万3190人を記録して“1億人時代”を開いた。

 

2006年、ポン・ジュノ監督の「グエムル-漢江の怪物-」が1000万観客を動員し、その年の映画観客の累積数は9000万人を超えた。昨年は、最終的に1億人を超えた。|韓国の映画振興委員会映画館入場券統合ネットワーク

 


これに関連して映画配給会社CJエンターテイメント関係者は、「5年前、観客数が下り坂を見せると、韓国映画界はその時から成功可能性の高い映画に集中投資した。そういう過程で出てきた映画が2011年に公開された作品だ。今後3年間は韓国映画の復興が続くと思われる。おそらく安定期に入ったのではないかと思う」と語った。


韓国映画市場で韓国邦画のシェアは昨年と今年、50%を軽く超えており、売上高も膨大した。昨年はシェア58.8%、売上高8361億1487万5004ウォン(約760億円)。今年も公開本数は108本(9月までの基準)、シェア58.6%、売上高6214億5075万7269ウォン(約570億円)を記録している。量的の膨張が必ず質的の膨張を伴うとは言えないが、最近の韓国映画は質的にも高い成長ぶりを見せ、観客の脚を映画館に向かわせている。


映画配給社ショーボックスメディアフレックスの関係者は、「新人監督の成長の勢いが恐ろしい。若手監督たちが新鮮な作品をたくさん作り、観客層を広げた。10〜50代までの幅広い観客層は韓国映画の発展に一助した」と分析した。
 

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