韓国の大手伝統酒製造会社麹醇堂(クッスンダン)が、新商品「テバクマッコリ」を発売して4ヶ月で、1千万瓶販売を突破した。|提供 麹醇堂 |
[スポーツソウルドットコム|イ・チョリョン記者] 韓国のマッコリ市場の低迷が続く中、麹醇堂(クッスンダン)が今年4月に発売した新商品「テバクマッコリ(대박막걸리)」が善戦している。
(*テバク:日本語で例えると大当たり、最高などを意味する。韓国若者による新造語)
麹醇堂は最近、4月に発売した新商品「テバクマッコリ」が発売してから4ヶ月だけで販売量1千万瓶を突破したと発表した。
テバクマッコリは、現在麹醇堂が市販中の14種類のマッコリ商品の中で、「ウクッセン(우국생)」と「麹醇堂 生マッコリ(국순당 생막걸리)」を追い抜き、最高売上を記録した。
特に、テバクマッコリが初めて発売された今年の4月以降は、寒い春が長引きながらも早まる猛暑で韓国内のマッコリ市場の与件が悪かったため、こうした売上の好調は意味があるという評価だ。
テバクマッコリが厳しい市場の状況でも人気を集める理由は、「甘味が少ないさっぱりした味」で消費者の趣向をつかみ、広告モデルとして採用した“チョン・ジヒョン マーケティング”が的中したからだと分析される。
テバクマッコリは、マッコリ専用の酵母を使用し、甘味を控えながらマッコリ本来の味を生かして、誰もが違和感なく楽しめるものとして開発された。
また、韓国で最高の人気を誇る女優チョン・ジヒョンをモデルにして広告に乗り出し、「テバク発売イベント」「マッコリ、早く混ぜる大会」など、若者消費者にまで関心を引き寄せられるさまざまなマーケティング活動を行い、幅広い需要層を確保した。
麹醇堂のイ・ジョンミン次長は、「沈滞したマッコリ市場で、テバクマッコリの1千万瓶突破は、消費者の関心を誘導することができたことで大きな意味がある。本格的なピークである秋シーズンに迎え、チョン・ジヒョンさんによる広告効果がより発揮できれば、売上はさらに上昇すると期待している」と伝えた。