アシアナ航空機の着陸事故当時、救急車が20分以上遅れて出動したことが伝えられた中、緊急通報電話が殺到したことが分かった。|YouTubeより |
[スポーツソウルドットコム|オ・セヒ記者] アジア航空機の着陸事故と関連して、救助を要求する電話が殺到したことが確認された。
最近、YouTubeに公開された映像には、救助を要請した4人が6日(現地時間)、飛行機事故を見て通報する姿が盛り込まれた。その中のある男性は、「ハイキングをしている際、大きな爆発音を聞いた。SFO(サンフランシスコ国際空港)で事故が起きたようだ」と救助を求めた。
続いて、別の通報者が事故が起きたと電話をすると、救急隊員は、「すでに事故の通報を受けた」と述べた。すると、通報者は、「我々は、サイレンの音も聞いてなかった」と答え、救急隊員は、「私たちを信じてほしい」と語った。911の当時も対応の遅れがあったという疑惑が起きる中、この電話が初動対処の遅れを証明する根拠ではないかという分析が出ている。
先に公開された他の録音ファイルで事故機の乗客は、「女性の負傷者が20〜30分も地面に横たわって救助を待っている。ここの女性は非常に深刻な状況だ」と通報し、初期対応に問題があったかどうかに注目が集まっている。
通報の電話は続いた。事故機の乗客に見えるある女性は、「多くの人々に助けが必要だが緊急隊員がいない。あちこちにパニックを起こした人、火炎に包まれる人がいる」と慌てて救助要請をした。
サンフランシスコ国際空港の関係者は、事故機が爆発する危険性があったため、救急車が迅速な時間内にアクセスすることができなかったと釈明した。